『外側の世界をじかに変えることは、誰にもできません。自分の好みを他人に押し
つけることも、世界を自分の好みに合わせてつくり替えることも、私たちには行え
ません。でも、内側の状況、すなわち自分の願いや感情、思いなどは、いつでも自
由に変えることができます』(ジェームズ・アレン)
こんにちは。“魂のコーチング”アクシスエボリューション田中伸一です。
梅雨に入り、市民農園の雑草(雑草という草はありませんが)もどんどん成長して
います(笑)。5年前の私は、雑草をよくないものとして、せっせと草取りをして
いました。でも今は、雑草の役割を理解し、共生しています。(*^_^*)
雑草の役割は、あとがきで。
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■1 人生の始まりは自分の心のコントロール
■2 治療方針が決まる(不定期連載第8回)
■3 あとがき
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■1 人生の始まりは自分の心のコントロール
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『原因と結果の法則(3)困難を超えて』(ジェームズ・アレン著)からのご紹介
です。
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自分自身をコントロールしていない人たちは、真の意味では生きていない人たちで
す。彼らは、たんに存在しているだけであり、まるで獣のように、欲望や気まぐれ
な感情に従うだけの人生を送っています。
そして彼らは、獣と同程度の幸せしか感じられないでいます。自分を幸せにしてく
れる多くのものを、自分から無意識のうちに遠ざけているためにです。
彼らはまた、獣と同じような苦悩を味わってもいます。苦悩から抜け出すための方
法を知らないためにです。
彼らは、一連の肉体的な感覚と気まぐれな感情に身を任せるばかりで、自分の人生
を知的に振り返ることをまったくしないために、自分に起こる出来事に関する混乱
した思いとともに毎日を生きています。内側で混乱した人生を送っている人間は、
それと同じ状況を、外側の目に見える人生のなかにも必ず出現させることになりま
す。
私たちは、欲望の流れに身を任せつづけているかぎり、たとえ一時的にはそこそこ
の必需品を手にし、人生の快適さをある程度は味わえたとしても、持続的な真の成
功は達成できません。少なくとも最終的には、内側の世界を正しく管理しなかった
ことの結果として、物理的な失敗や災いを必ず体験することになります。
人間は、外側の世界において持続的な成功を手にするためには、まず心のコントロ
ールに成功しなくてはなりません。そうやって、まず内側の世界で成功を収めなく
てはならないのです。これは、二足す二が四になるのとまったく変わらない確かさ
で機能する、絶対的な公式です。外側の出来事はすべて、まず内側で発生するので
す。
自分の心をコントロールできない人間には、外側の世界での活動をうまく推し進め
ることなど、とうてい不可能なことです。いっぽう、自分自身のコントロールに成
功したときから、人間は、日を追うごとに、外側の世界における、より大きなパワ
ー、より大きな評価、より大きな成功へと上昇を続けることになります。
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本の続きでは、自己コントロールの工程は、<1.抑制、2.浄化、3.追放>の
三つのステージで構成されています。
1.抑制は、身勝手な感情や欲望を抑制すること。自分の生き方の中心軸に照らし
合わせて行動をチェックし、自分の行動を調整していきます。
2.浄化は、低次の自我を浄化するために、神聖な願望、熱心な祈り、思慮深い注
意によって推し進めていきます。
3.追放は、自己浄化が完成し、真の意味で自分の人生を生きはじめる段階。知恵、
忍耐、勇気、思いやり、愛を表現しながら生きていきます。
どれも簡単にできることではないかもしれませんが、自分を信頼し、日々の取り組
みを継続していくことで一歩一歩近づいていくことができます。
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■2 治療方針が決まる(不定期連載第8回)
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私の身近で最も尊敬するのが息子の彰悟。数年前にその彰悟のことを書き留めてお
いたものを不定期で連載しています。(前回まで…誕生後、血小板減少、ダウン症
と診断。その後、肺炎と呼吸困難で緊急入院。気管軟化症と診断され、こども病院
へ転院)
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彰悟の治療の方針が決まった。気管軟化症そのものは、すぐに改善するのは難しい
とのこと。そこで、「気管切開」をすることに。「気管切開」とは、首の下のところ
の気管を切開し、肺からの気道を確保し、呼吸ができるようにするということ。
それを聞いて、「えー!大丈夫かよ!」「首の下の方を切開するなんて!」「そんな
こと信じられない!」と思った。
でも、よくよく話を聞いてみると、そういう患者さんは珍しくないようだ。
気管切開をしたら、どうなるのかを先生に聞いてみた。
「気管切開をして、声を出せるんですか?」初心者の質問だ。
「声は出せないんです」先生は答えた。
「じゃあ、どうなるんですか?」
「今は、気管が弱っていて、気管の状態が回復すれば、気道も確保できます。そし
たら、そこで呼吸ができるので、切開した所を閉じ、普通に呼吸し、声を出すこと
もできますよ」
「本当ですか?」先生が嘘をつくはずもないのだが、私は思わず確認した。
「本当ですよ」先生はやさしく答えた。
彰悟は、ベッドの上で、すやすや寝ていた。でも、口からは呼吸をするための管が
飛び出している。
先生は気管切開をするメリットを続けて教えてくれた。
「気管切開をすると、管をはずすことができます。すると口でミルクを飲むことも
できます。手も固定せずに自由に動かすことができます。寝がえりを打つこともで
きます」
気管を切開することは怖かったが、逆にいいことが山のようにある。
彰悟を抱っこすることもできる。
「先生、お願いします!」
それから、手術は1週間後に決まった。
少し、彰悟の先が見えた。もうすぐ産まれて5カ月が経つ。
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■3 あとがき
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現時点で私が理解している雑草の役割は、
1.生える雑草の種類によって土のステージ(どれだけ肥えているか)がわかる。
2.太陽から土を守り、保湿効果や根によって土を耕し微生物を育ててくれる。
3.刈った草を野菜の根本に置くと、野菜への水遣りも少なくてすみ、草が枯れる
とそのまま草堆肥にもなる。また、その部分には雑草が生えにくくなり、野菜の根
が育ちやすい。
などです。
どんな物事もそうですが、見る人の見方によって、良くも悪くも捉えることができ
ます。現状を受け入れて、すべてを良きことに向かって必要なこととして捉えてい
くと幸せな人生を送れますよね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
皆様に、すべての良きことが向かっています!