『自分がこうありたいと思う人生を考え、そこへ向かって進みなさい。すべての考
え、言葉、行動がその人生にふさわしいかどうかをチェックし、ふさわしくないも
のから離れなさい』(ニール・ドナルド・ウォルシュ)
こんにちは。“魂のコーチング”アクシスエボリューション田中伸一です。
11月も終わりに近づきましたが、今月の市民農園では、サツマイモ・ニンジンの
大量収穫を行い、タマネギ・エンドウの植え付けや種まきも終え、一仕事完了。
しばらくはダイコン・カブ・春菊などを随時収穫していきます。(*^_^*)
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■1 私たち人間がよりどころとすべきなのは
■2 気管切開手術日前夜(不定期連載第10回)
■3 あとがき
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■1 私たち人間がよりどころとすべきなのは
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『人生は「引き算」で輝く 本当の自分に目覚める話』(野口嘉則さん著)からの
ご紹介です。
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世の中を見ていると、
子どもの人生を所有しようとする親もかなりいるようです。
「自分の子どもなのだから自分の期待に応えてほしい」
と考えているのかもしれません。
しかし実際は、子どもは親の期待どおりには育たないので、
親はイライラしてしまう。
そして、子どもをコントロールしようとして苦心したり、
子どもと戦ったりしてしまいます。
子どもを一人の独立した人格として見るのが難しいのですね。
しかし、たとえ親でも子どもの人生を所有することはできません。
私たちは、他の人の人生を所有したりできないのです。
いや、他の人の人生だけではありません。
そもそも所有という概念そのものが、幻想ではないでしょうか。
本当は自分の所有物など、この世の中には無いと思うのです。
私たち人間は、いずれ死んでゆきますが、
この世で所有したものは、何ひとつあの世に持っていけません。
お金も財産も地位も名誉も権力も、何も持っていけません。
持っていけないということは、
それらを所有することはできないということではないでしょうか。
所有しているかのように、錯覚しているだけなのです。
すべては、一時的に借りているだけなのですよ。
人間は死んでゆくとき、
借りていたものをすべてお返しして、
命ひとつであの世にゆきます。
であるならば、
私たち人間がよりどころとすべきなのは、
自分が何を所有するかということではなく、
自分の命が何に喜びや充実感を感じるかということではないでしょうか。
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この本は、ある老人が自らの人生を振り返り、読者に語りかけるように書かれてい
ます。
人生の前半では、地位や発言力、お金、欲しいもの、彼女などを得る足し算の人生
を送り、その後、それらを失う過程(引き算の人生)で、人生にとって真に大切な
ものに気づいていきます。
私自身40代後半のまだ人生の折り返しにいるかどうかのところですが、努力して
色んなものを得る足し算もよかったのですが、得たものを失う過程で、より大きな
内的なものを得、人生がより良くなっているように思います。
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■2 気管切開手術日前夜(不定期連載第10回)
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私の身近で最も尊敬するのが息子の彰悟。数年前にその彰悟のことを書き留めてお
いたものを不定期で連載しています。(前回まで…誕生後、血小板減少、ダウン症
と診断。その後、肺炎と呼吸困難で緊急入院。こども病院での気管切開の手術前夜)
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車で片道3時間、病院に着いたのは深夜一時。病院内は暗く静かだ。
エレベーターで8階まで上がり、病室へ。
病室の壁の上半分はガラス張りで、外からでも中の様子がわかるようになっている。
彰悟の病室は小さなライトが点いていた。彰悟の様子を見るための灯りだ。
そーっと様子をうかがいながら病室に入る。
彰悟も妻も眠っていたが、妻は私の気配に気づき、起きあがった。
「来てくれたの。ありがとう」彰悟が起きないように、小さな声で妻がささやくよ
うに言った。
「ごめんね。遅くなって」私も彰悟が起きないように、小さな声で返した。
「ううん。仕事があるのに、疲れたでしょう」妻の気遣いの言葉だ。
「手術の前日には、来るって約束したやろう」
「ありがとう」
「でもね、今日に限って飲み会があって、大変やった。どうしようかなと思ったけ
ど、病院に行かんわけにはいかんもんね」
「そうね」妻は優しく答えた。
たわいのない話を続けていた。でも、この時間が好きだった。
そう感じれるようになったのも彰悟のお陰だ。
「彰悟の様子は?」
「うん、いつもと変わりないよ」
「そっか」
彰悟は、すやすやと寝ていた。かわいい。でも、その口からは、呼吸をするために
肺と繋がる管が出ていて、口の周りにはセメダインのような接着剤で管が固定され
ている。口は動かすことができない。鼻にも栄養チューブの管がついている。これ
も外すと厄介だ。栄養チューブが外れても命に別状はないが、入れる時は気持ち悪
そうで、体にも負担は掛かるようだ。
そして、両手も固定されている。唯一自由に動かすことができる手なのに、命綱で
ある口の管をはずす危険性があるために、両手首に重しをのせ、顔に手が届かない
ように段ボールの箱で壁も作っている。
これも、明日の朝までだ。手術が無事に終われば、口の管もなくなり、鼻から入れ
ている栄養チューブもいらなくなる。そして、両手も自由になる。そんな思いを抱
きながら妻と彰悟を見つめていた。
時計を見ると深夜一時半だ。
「じゃ、そろそろ帰るよ」
「そうね。今日は来てくれて、ありがとう。気を付けて帰ってね」
「うん、○○(妻の名前)も彰悟も頑張ってね」そう言いながら、病室を出て行こ
うとしたら、妻も彰悟を気にしながら、病室の出口まで見送ってくれた。
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■3 あとがき
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今年も残すところ1カ月と少し。振り返ると、皆さまのお陰で、公私ともに充実し
た生活を送ることができ、心からありがたいと思います。
自分の内面を見つめ、本当に心が求めていることを行動に移し、実践し続ける。
ここ数年心掛けていることですが、自分の人生を生きていく上では大切なことだと
改めて思います。
人の行動の動機は、「愛」か「怖れ」のどちらかです。
内面を見つめて「愛」であれば、存分に行動し、「怖れ」であれば、その感情から
逃げずに感じ、受容していく。(ただし、「怖れ」を受容するには、心の容器が必要
なので、心の容器づくりに取り組みながら、無理のない範囲で受容していくことが
大切になります)
これからも、皆さまとより良い豊かな人生を送って行きたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
皆様に、すべての良きことが向かっています!