『人格は繰り返し行うことの集大成である。それが、秀でるためには、一度の行動
ではなく習慣が必要である』(アリストテレス)
こんにちは。“魂のコーチング”アクシスエボリューション田中伸一です。
今年も、もう1カ月が終わろうとしています。今年の元日は、なぜか自分の内側か
らやる気のようなものが湧いてきて、その日は、今年1年のテーマや取り組み項目、
年間スケジュールを黙々と作っていき、いいスタートが切れました。そして、年末
食べ過ぎたこともあり、不食(断食)でスタートすると…。(あとがきに続く)
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■1 人生にとって日々の生活とは
■2 彰悟から感じる生き方
■3 あとがき
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■1 人生にとって日々の生活とは
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サミュエル・スマイルズの世界的名著『自助論』からのご紹介です。
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よい習慣を培えば、人格も立派にみがき上げられる。古くからいわれるように、人
間は習慣の寄せ木細工であり、習慣は第二の天性なのだ。
「行動でも思考でも反復こそが力である」と確信していた詩人メタスターシオは、
「人間においては習慣がすべてだ。美徳でさえも習慣にすぎない」とまで断言した。
宗教家バトラーは「注意深く自己修養に努め、誘惑はきっぱり拒むべきだ」と強く
主張した。また、「このような美徳を習慣として身につけていくうちに、立派な人
間性を難なく獲得し、罪を犯さなくてもすむようになる」とも述べている。
「肉体の習慣が行動によって作られるように、精神の習慣も従順や誠実、正義や慈
善のようなモラルを実践することで得られる」というのがバトラーの意見なのだ。
(中略)
われわれは、幸福でさえ習慣として身につけられる。世の中には、ものごとの明る
い面を見ようとする性格の人もいれば、暗い面ばかりに目を向ける人もいる。ジョ
ンソンによれば、ものごとのよい面を見る人間は年収1000ポンドの金持ちより
も価値があるそうだ。
人間は、幸福と進歩を生み出すものに考えを向けるだけの意志力を持っている。反
対に、不幸や退廃からは目をそむける力もあるはずだ。他の習慣と同じように、も
のごとを楽天的に考える習慣もこの意志力から生まれてくる。楽天性を育て上げる
教育は、知識や素養をめいっぱいつめこむよりはるかに重要な教育といえるだろう。
どんな小さな穴からでも日の光が差し込むように、ほんのささいなことがらでも人
それぞれの人柄がはっきりと見てとれる。実際、人格の優劣というのは、ちょっと
した行いが立派にできたかどうかにかかっている。
日々の生活とは、ちょうど石切場のようなものだ。そこからわれわれは習慣の土台
石を切り出し、それを仕上げていくのである。
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マザー・テレサの言葉にもあるように、習慣が性格をつくり、性格が運命をつくっ
ていきます。また、「習慣によって作られた人格は、私たち人間にとって、一生通
用する最高の宝だ」とスマイルズをはじめ多くの方が言っています。
日々の生活の中で、よりよい習慣を身につけ豊かな人生を送っていきたいものです。
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■2 彰悟から感じる生き方
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私が今の仕事を始めてから、色々と学んでいく中で、自分の習慣や生き方として取
り組んでいこうと思ったことがいくつもあります。それを実践していく中で、息子
の彰悟はすでにそれを実践していることに気づき、私の手本となってくれています。
【思い通りならないことへの耐性】
生まれてすぐに、気管軟化症で気管切開を行い、声を発することができません。人
に自分の思いをきちんと伝えることは困難です。思い通りにならないことも沢山あ
ると思います。彰悟にしてみれば「何で自分はこういう状態なんだろう」と考える
こともあったと思います。でも、それに不満をいうわけでもなく、抵抗するのでも
なく、ただ耐えて受け容れる姿には頭が下がります。
人は自分の思い通りならないことへ耐える力によって、心の器が大きくなっていく
と言われています。
【あるがままを受け容れる】
思い通りならないことへの耐性に連動しますが、今の自分が置かれた状況を受け容
れていく姿勢をいつも感じます。変えられるものと変えられないものを区別し、変
えられないもの(他人、環境、自分自身の身体的なハンディ)には執着せず、その
まま受け容れている。
【他人を変えようとしない】
あるがままを受け容れるに近い内容ですが、他人に対して「ああしろ、こうしろ」
というようなことがありません。声が出せないという以前に、彰悟を見ているとそ
ういう執着がないような気がします。もちろん、自分が嫌なことをされると「イヤ」
という意思表示はします。
程度の差はあると思いますが、自分の欲求を満たすために、他人を変えたいと思う
ことは一般的にはよくあることだと思います。それを手放すことができると幸せな
生き方ができるようになります。
【自分の内面を深める】
声が出せないせいか、よく一人で考えている様子が感じられます。空や宇宙の方向
を見上げていることも多いです。自分の考えや想いを人に伝えることも大事なこと
ですが、それを口外せず一人で抱え、心の中で熟成させるようにすると、内面・精
神性が深まっていくと言われています。
また、「黙養(もくよう)」という声を発せず黙する修行もあるそうです。声を出さ
ないのは相当の苦行であり、三年黙していられれば大変な人物だそうです。
【自分の感性を大事にする】
彰悟の書道教室や絵画教室に付き添って見ていると、一応テーマや見本があるので
すが、それに捉われずに斬新な発想や筆の動きで、一般的な作品とはまったく違っ
た面白い作品ができています。基本を身につけることは大事だとは思いますが、そ
れを超越して、楽しみながら自分の感じたままを表現できることは素晴らしいと思
います。
【今、この瞬間を生きる、楽しむ】
イベントや好きなことやっていたり、一人でいる時も何か楽しみを見つけて、その
瞬間をおもいっきり楽しんでいます。余計なことを考えずに、その瞬間に生きてい
る姿は見ているだけでも心地いいです。
あげていけばキリがなさそうですが、そういう息子を持ってありがたく思います。
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■3 あとがき
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元日を不食で過ごし、2日も満月でデトックスにいい日だったので引き続き不食、
調子がよかったので、3日も不食。過去最高の不食期間が丸4日だったので、記録
更新と思い5日目まで不食。
不食なので固形物は食べませんが、自家製ジュースは朝・夕2回400CCを飲み
栄養は摂っていて、お水や味噌汁の汁など水分は十分摂っています。ただ、4日目
から脳が糖分を欲しがっている気がしたので、蜂蜜を舐めました。
その後も食べたいという欲求よりも、不食を続けての体の変化に興味があり、その
まま1週間が経過。蜂蜜も欲しなくなり、ジュースだけで十分と感じました。
ただ、夕食時間は家族との団らんの時間として、一緒に食卓を囲んでいたので、食
べたら美味しいだろうな~とは思っていました。
最終的には、14日目の夜に家族が美味しそうに食べていたハヤシライスで、食欲
が湧き不食終了。大みそかの夜からなので、丸14日間食べませんでした。
体の変化としては、体重は△4.2kg、宿便のようなものが出ました。胃腸の中
が空っぽになった分だけ体重が減り、筋肉や脂肪の変化は感じませんでした。消化
吸収にエネルギーが取られず、体も休まり、朝は目覚ましなしで、いつもより少し
早いぐらいに目覚め、夢の内容もより沢山リアルに覚えていました。
今は不食ではありませんが、7年前から菜食になり、1日3食から朝は自家製ジュ
ースに変え1日2食、その後、基本的には1日1食になり、不食(断食)も月に1、
2回は行っているので、スムーズに2週間の不食ができました。
次はいつ不食の波が来るかはわかりませんが、体の変化を楽しんでいこうと思いま
す。
最後までお読みいただきありがとうございます。
皆様に、すべての良きことが向かっています!