『満足は心の中に湧き出るものでなければならない。人間の本質を知らない者は、
自分自身の人格以外の何かを変えて幸福を求めようとするが、そのような努力が実
を結ぶはずはなく、逃れたいと思う悲しみを大きくするだけである』(サミュエル・
ジョンソン)
こんにちは。“魂のコーチング”アクシスエボリューション田中伸一です。
【The Professional】「プロフェッショナルの今と未来を描くインタビュー番組」
のサイトに掲載されました。インタビューテーマは、「なぜ今の仕事に?」「仕事へ
の想い」「若者へのメッセージ」の3つ。ご一読していただければと思います。
http://the-professional.biz/tp0288/
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■1 私たちが認識している世界は
■2 自分が責められた時の心の中は
■3 あとがき
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■1 私たちが認識している世界は
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『奇跡のコース』のワークを学ぶガイドブック11『蘇生する自己』(香咲弥須子
さん著)からの紹介です。
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わたしは、○○のことで、気持ちが焦っている、乱れている、怒っている、落ち込
んでいる、悲しい、と言うときに、「○○のせいで」そうなっているのではなく、
「○○に対してのわたしのものの見方・解釈のしかたで」そうなっている、と、た
だちに思える訓練が、コースの第一歩です。
そして、その解釈とは、「○○がわたしを脅かすことができる」というものであっ
て、真っ向から神に対立しています。その解釈を訂正して、「何ものも、わたしを
脅かすことはできない」というとらえ方をするとき、心に起こっていたドラマは消
え去り、同時に、目の前に見えていたものも、姿を変えます。素晴らしい輝きに変
わる? さてどうでしょう。
わたしたちは、「過去はわたしに触れない」と言っても、触れずにはいられません。
ですから、「今見ているのは全部わたしの過去だ」と見ることが、新しい世界だと
いえます。そして、「今、過去を見ているのは、“現在の”わたしの選択だ」という
ことです。
今この瞬間のわたしは、永遠の中に生かされているのに、そのわたしが過去という
死を選んで自身のアイデンティティとしているのです。見えているものがかわらな
いではないか、変わってほしい、と心が外に向こうとするのを押しとどめ、自分の
こっけいさを笑ってから、祈りに入ると、深く心に降りていけるようです。
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私たちが認識している世界は、過去自分が育った環境や価値観、思い込みによって
形作られています。ですが、多くの場合、その自分の思い込みに気づいていません。
「常識的に考えると○○だろう」「普通は○○に考えるよ」「どう考えても○○だろ
う」と。
自分の思い込みを完全に手放すことは難しいと思いますが、思い込みに気づき、自
分やこの世界が幸せになるような価値観で物事を解釈できると、世界が変わって見
えます。
ご紹介している『奇跡のコース』のワークに取り組み始めて、もうすぐ丸5年。少
しずつですが、自分の意識が変容にしているように感じます。
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■2 自分が責められた時の心の中は
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数年前、母と妹と私の3人で父の車に乗って出掛けた時のことです。
用事が済み、駐車場に戻り、車に乗り込もうと私が運転席側のドアに鍵を差し込も
うとすると、母と妹が助手席・後部座席のドアを何気に開けようとしたらドアが開
きました。
母と妹は鍵がかかっていると思っていたのでビックリして「鍵をかけてなかった
の!」と私を激しく責めるような口調で問いただしました。
私はオートロックと思い込んでいて、運転席の鍵をかけ施錠はきちんとしていたつ
もりでした。ですが、父の車は年式も古くオートロックではなく、運転席以外は鍵
がかかっていない状態でした。
私は、2人に頼まれて父の車を運転し、その場所に連れていったこともあり、自分
には過失があったように思えず、責められるのは納得がいきません。実際に、駐車
場には他に人も車もなく、何かを盗難されるような状況でもなく、何も起こってい
ません。
私は「オートロックと思い込んでいた」とだけ言って、しばらくイライラした感情
を抱えていました。
その後、自分の内面で何が起こっているかを考えてみました。
怒りやイライラの攻撃的な感情は「第二感情」といい、その下には、私たちの本来
の感情である「第一感情」があります。この場合の「第一感情」は不安や怖れです。
一般的に私たちは、不安や怖れを感じたくないので、無意識に怒りやイライラの第
二感情に転換して人を責めることがあります。
母と妹は心配性で、車に鍵がかかっていなかったことに不安を感じて、それが、私
を責めるような発言につながったんだと思いました。
同時に、私はいつも心配ばかりする母と妹を心の中で責めていました。
当時、私はプラス思考を徹底的に訓練していて、不安や怖れを感じることは、よく
ないことだと思っていました。私が心配症やマイナス思考の母と妹を見ると、心の
中で「何でそんな考え方をするんだ! 前向きに考えろよ!」と責めていたのです。
自分に起こる出来事は、自分の心の投影と言われます。
私の責める気持ちが、私が責められるという現実を引き起こしたのです。
もし、私がおおらかな気持ちでいたら、責めるような気持ちもなかったし、「鍵を
かけてなかったの!」と言われても、「そうやね~」と受け止めていたと思います。
後で、母や妹に聞くと、私が感じたほど責めたつもりはなかったようです。私が勝
手に自分で激しく責められたと思い込んでいたのです。
自分に起きる出来事から、自分の心の状態を知り、自分の心の弱い部分を受容して
いくと、少しずつですが心が満たされていきます。一見、好ましくない出来事こそ、
自分の心を見つめ直すチャンスであり、自分自身の心の成長につながっていきます。
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■3 あとがき
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市民農園で本格的に自然農法に取り組みだして3年。
ついに土も、無肥料でどんな野菜も育つ土ステージ3の肥沃地になりました。
(土ステージ0は荒れ地、土ステージ1はやせ地、土ステージ2は普通地)
昨年までは土ステージ2に生える草が多かったのですが、現在は土ステージ3に生
えるオオイヌノフグリ、ハキダメギクが畑全体に生えています。
3年前からは、野菜の根本以外は、できるだけ草取りをせず、刈った草は野菜の根
本に置き、土を直射日光に当てないようにし、水遣りも必要最低限にしていました。
そうすると、野菜の根はしっかりと根を張り、草の根が土を耕し、微生物も過ごし
やすい状態になり、土が肥えていきます。肥料は、自分で作った生ごみ堆肥のみで
す。土を耕すこともしません。
自然農法の本では、肥沃地になるには早くて3年かかると書いてありますが、3年
で肥沃地になり、うれしいです。
もうすぐ夏野菜の植え付けが始まりますが、この夏の収穫が楽しみです!
最後までお読みいただきありがとうございます。
皆様に、すべての良きことが向かっています!