『感謝できること数え始めたら、私の人生ががらりと好転した』(ウィリー・ネル
ソン)
こんにちは。“魂に寄りそうコーチング”アクシスエボリューション田中伸一です。
6月20日(土)Facebookライブにゲスト出演しました。主催は株式会社LITA代表
取締役でPRプロデューサーの笹木郁乃さん。Facebookグループ「0円笹木郁乃/LITA
サロン~PR・キャリア・チーム作り・起業・複業~」の中でのLIVEトークです。
テーマは「幸せのヒント。生きる喜び」。動画配信は下記のFacebookグループ内で、
視聴期間は1週間となっています。是非ご覧いただけたらと思います。
https://www.facebook.com/groups/261067371805980/
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■1 ほとんどの大人が無意識にやってしまうこと
■2 「ガシャン!」息子の反応から気づいたこと(6月10日のブログより)
■3 あとがき
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■1 ほとんどの大人が無意識にやってしまうこと
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『「モモ」を読む―シュタイナーの世界観を地下水として』からのご紹介です。著
者は子安美知子さんで、最後の解説を心理学者の河合隼雄先生が書かれていて、そ
の中で著者の子安さんをご紹介された部分です。
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子安さんが姪御さんに一冊の絵本をプレゼントしてあげた。姪御さんは喜んで「読
んで」とせがむし、友人のA子ちゃんも横に並んでいる。さて、子安さんが読みす
すんでゆくと、A子さんは「そんなの知ってる」とか、「次は……となるでしょう」
などと言う。
子安さんは「イヤな子」と内心思いつつ読み切ってしまうと、案に相異して、A子
ちゃんが、「おばちゃん、もう一度読んで」と言う。不思議に思いつつ読みかける
と、A子ちゃんが「今度は、私に読んで」と言ったので、子安さんは愕然としたと
言う。
子安さんは反省して、姪とA子ちゃんの二人が居るのに、自分は何となく姪にプレ
ゼントに持ってきたという気があって、無意識的にも、姪の方に語りかけるつもり
で読んでいたのだろう。それをA子ちゃんは感じとっていたので、前述のような行
為をしたのだろう。やっぱり、子どもは素晴らしいし、侮ってはならない、と言わ
れる。
この話を聞きながら、筆者はこのような話をされる子安さんを素晴らしいと感じて
いた。子安さんが二人いる子どものうち姪の方に何となく心を向けていた。このこ
とはほとんどの大人が無意識にやってしまうことである。素晴らしいのは、A子ち
ゃんが再読を要求し、「今度は、私に読んで」と言ったことである。
このようなことが可能であるためには、大人の心が「開いて」いないと駄目なので
ある。子どもたちは、大人の心の「開き具合」に極めて敏感である。A子ちゃんは、
子安さんという人の心の開きを感じて発言したし、また、子安さんはその発言をピ
タリと受けとめたのである。
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私たちは無意識に人と向き合っていなかったり、様々なことをやっています。無意
識なので自覚がありません。すると不思議なことに、それに気づかせてくれる思い
がけないことや自分にとって不都合なことが起こります。心を開いてその出来事を
受け止め、自分の心を見つめたいたいものです。
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■2 「ガシャン!」息子の反応から気づいたこと(6月10日のブログより)
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息子は少々のことで、「しまった~」「失敗した~」と思わないようです。
最近、お風呂に入る時は窓を少し開けています。お風呂の窓には突っ張り棒につけ
たカーテンがあり、外は見えません。そこで、息子はお風呂に入ると毎日のように
カーテンを少しめくって外を眺めます。「おそと、どうなっているのかな~?」と
いう感じです。
先日のこと。私が頭を洗っていると「ガシャン!」と音が。カーテンをつるしてい
る突っ張り棒が外れています。息子がカーテンをめくっていて、突っ張り棒が外れ
たようです。すぐに突っ張り棒を窓枠に取り付けます。
「しょうちゃん、びっくりしたよね~。ごめんね」
その後、洗いかけの頭を洗っていると、「ガシャン!」と音が。息子がまた外を眺
めようとカーテンをめくり、再度、突っ張り棒が外れたようです。今度も、すぐに
突っ張り棒を支え、再度、念入りに窓枠に取り付けます。
「しょうちゃん、びっくりしたよね~」と息子の顔を見てみると、ニコニコ笑顔。
あれっ!?
カーテンが外れたこと、か、私が2度も取り付けていること、かが、おかしかった
ようで笑っています。
そうか~! 息子は楽しいんだ!
私はてっきり息子はビックリ驚き、外れた突っ張り棒とカーテンをどうしようかと
戸惑っていると思い込んでいました。
そこで気づいたのは、私は突っ張り棒のカーテンが外れると「あ~、外れてしまっ
た~」と困ったことのように捉えていたこと。でも、息子は困ったこととは捉えず、
イレギュラーなことを楽しんでいる。
なぜ、そう思うかと考えると、私は多分そういう環境で育ち、無意識のうちに困っ
たと思う思考習慣がある。息子は多分そういう環境で育ってないし、そもそもすべ
てにおいて、いい悪いの価値判断をしない。自分の周りに起こる出来事をそのまま
受けて止めている。
そう言えば、室内洗濯物干しパラソルハンガーの洗濯物が落ちた時も、困ってなか
ったように見えました。息子が何かの拍子でパラソルハンガーを倒して、私も近く
にいたので、様子を見ていると、落とした洗濯物を淡々とハンガーにかけていまし
た。
落ちたから掛ける。ただ、それだけ。
息子は声を出せませんが、「ぼくは、口を動かしても声が出ないのか。ぼくは、み
んなと違うんだ」と学校に行き始めた頃に悟りました。それさえも受け容れている
息子なので、ほとんどのことは、大したことじゃないのでしょう。息子はすごく器
の大きな人です。
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■3 あとがき
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新型コロナウイルスの影響でお休みだった息子の絵画教室が再開。
存分に自分を表現している息子と見ると、こちらまで楽しくなってきます。
企業研修も今月から再開。来月は5カ月振りに息子からの学びと気づきの講演をさ
せていただきます。一般の方の募集はなく、団体職員研修としてですが、こちらも
ありがたいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
皆様に、すべての良きことが向かっています!