心の成長と幸せのコーチング 田中伸一 アクシスエボリューション Axis evolution

配信日: 2020/07/30

vol.141 人生の価値とはいったい何なのか (2020.07)

『朝、目が覚めた時、生きていること、考えること、楽しむこと、そして愛するこ

とがどれ程すばらしいか、考えてみなさい』(マルクス・アウレリウス)

 

 

こんにちは。“魂に寄りそうコーチング”アクシスエボリューション田中伸一です。

 

 

今月は5カ月振りに障がいのある息子からの学びと気づきの講演会『愛すること、

学ぶこと、生きること』をさせていただきました。コロナの影響で見送りが続き、

久々の講演です。この講演は私にとっての一番のライフワーク。一人でも多くの方

にお伝えしていこうと思います。講演会の嬉しいご感想をブログに掲載しています。

 

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■1 人生の価値とはいったい何なのか

■2 息子の買い物の儀式に隠されていた衝撃の気づき(7月23日のブログ)

■3 あとがき

 

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■1 人生の価値とはいったい何なのか

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サンマーク出版の植木宣隆社長の著書『思うことから、すべては始まる―ミリオン

セラー8冊達成の幸運に学ぶ』からのご紹介です。

 

 

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人の価値、人生の価値とはいったい何なのか。それを真剣に考えていた時期があり

ます。

 

例えば、一生の価値には、稼いだお金や築きあげた財産があるかもしれない。終の

住処となった邸宅があるかもしれない。あるいは社会的な地位や人脈、育て上げた

人財があるかもしれない。そんなふうに、目に見えるものや測りやすいものでとら

えるのが一般的です。

 

それはある面では正しいかもしれませんが、ではそれだけなのか。そして、それは

本当に最高の価値なのか。そこを問わないといけないと考えたのです。

 

考え続けて、ひとつの結論を出しました。こういうことです。

 

その人がいることによって癒されたり、励まされたりする。にこやかな顔を見てい

るだけでホッとできる。ひと声かけてもらっただけで、元気になれる。そんなふう

に、人に愉(たの)しみや喜びや癒しを、その人が存在することによってどれだけ

与えられたか。それらの量と深さ。その総和こそが、もしかしたら、その人の人生

の価値なのではないか、と。

 

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「その人が存在することによって、どれだけ喜びや癒しを与えられたか」。

本当にその通りだと思います。では、どうすればそうなれるか?

それは人間的に成長し、成熟していくこと。何を成したか以上に、どういう人であ

るのか。すべての人に共通する人生のテーマだと思います。

 

 

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■2 息子の買い物の儀式に隠されていた衝撃の気づき(7月23日のブログ)

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息子とスーパーに買い物に行くと、いつも儀式があります。

買い物カゴにお菓子や食品を入れるとき、両手で商品を持って、上下に数秒動かす

という儀式です。その後、買い物カゴに入れます。

 

息子は買い物カゴに入れるのが好きでいつもニコニコ笑顔で嬉しそう。

私が商品を手に取り、買い物カゴに入れると息子は残念そうな表情をするので、で

きるだけ息子に商品をカゴに入れてもらうようにしています。

 

先日、レジで並んでいる時に、レジ近くに美味しそうなパウンドケーキがあり、息

子に「しょうちゃん、それ取って」とお願いしました。

 

するとちょうど、レジに並んでいた前のお客さんの精算が終わり、レジ係の方から、

「どうぞ」と言われます。

 

パウンドケーキを早くカゴに入れてもらおうと「しょうちゃん」と声を掛け、息子

に早く商品をカゴに入れるように促します。

 

でも、息子は基本的に動きがゆっくりで、しかも儀式があります。商品をカゴに入

れる動作も、私が2秒で終わることが、息子の場合は15秒ぐらいかかります。

 

「どうぞ!」再度、レジ係の方から促されます。

 

商品をゆっくりと両手に取り、上下に動かす息子。

 

その時、気づいたのが、私の焦り。

 

レジ係の人を待たせてはいけない。

 

そんな思い込みがある自分に気づきます。

まあ、待たせないにこしたことはありませんが。

 

そして、もう一つ気づいたのが、なぜ息子が、商品を手に取り上下に数秒動かすの

か?

 

それまでは、カゴに商品を入れるのが楽しくて、それを動きで表現しているんだろ

うと思っていました。

 

でも、その時の息子を見ていると、神社で巫女さんが鈴でお祓いしている姿と重な

って見えます。

 

お祓いだ!

 

我が家では、年に2、3回神社でお祓いしてもらうのですが、低頭している私たち

に巫女さんが鈴を上下に振ってお祓いをしてくれます。息子はそれを見て、お祓い

の方法を覚えたのかも知れない。

 

振り返ってみると、神社でお祓いしてもらうようになる前は、買い物の時の息子の

儀式もありませんでした。

 

そうか! 息子は手に取った商品をお祓いしてくれていたんだ。

 

考えてみると、スーパーの商品棚に陳列されている商品はたくさんの人の手を通っ

ているし、添加物が含まれているものもあります。

 

息子は言葉や文字によるコミュニケーションはできませんが、見えない世界が見え

ているようなので、お祓いの儀式によってそれらを浄化しているかもしれない。私

たちを守ってくれているかもしれない。

 

本当にそうなのかは確認できませんが、私にはそう思えてきました。

 

息子は毎日をゆっくりと丁寧に生きているし、私にない生き方を教えてくれている

ようです。

 

 

 

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■3 あとがき

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この夏も市民農園ではたくさんの夏野菜の収穫が続いています。

キュウリはすでに200本収穫(11本の苗から)、他にもナス、ピーマン、ミニ

トマト、ゴーヤ、インゲン、オクラ、バジル、シソ。そして、自家製生ゴミ堆肥の

中に混ざっていたスイカの種が芽を出し、現在直径15cmまで大きく育っていま

す。昨秋収穫したサツマイモ、今春収穫したタマネギも保存食として残っているの

で、私が食べる食材は、ほぼ賄えている状態です(食材として買うのは、納豆・

・果物ぐらい)。

これからも趣味と実益を兼ね、楽しみながら続けていこうと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

皆様に、すべての良きことが向かっています!

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