『そもそも我々が人生の意味を問うてはいけません。我々は人生に問われている立
場であり、我々が人生の答えを出さなければならないのです』(ヴィクトール・エ
ミール・フランクル博士)
こんにちは。アクシスエボリューション田中伸一です。
いよいよ6月1日から2回目となる息子の個展『ART THE SHOGO』が始
まります。昨年は新聞4紙に記事にしていただき、今年はテレビ取材も受けること
になりました! 取材は6月に入ってからですが、どんな風に放送されるか楽しみ
です(*^_^*)。個展のご案内は「あとがき」をご覧ください。
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■1 私たちは不幸によって精神的に成長できる
■2 弱音を吐かない(4月25日のブログより)
■3 あとがき
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■1 私たちは不幸によって精神的に成長できる
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ナチス強制収容所に送られた体験もある精神科医で心理学者でもあるヴィクトー
ル・エミール・フランクル博士の著書『それでも人生にイエスと言う』からのご紹
介です。
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私たちは、どんな場合でも、自分の身に起こる運命を自分なりに形成することがで
きます。「なにかを行うこと、なにかに耐えることのどちらかで高められないよう
な事態はない」とゲーテはいっています。それが可能なら運命を変える、それが不
可避なら進んで運命を引き受ける、そのどちらかなのです。
どちらの場合でも、私たちは、運命によって、不幸によって精神的に成長できます。
いまではまた、ヘルダーリンが「自分の不幸を足元にするとき、私は一層高く立つ」
と記してなにをいおうとしているかもわかります。
人々が簡単に自分の不幸を嘆いたり、自分の運命に不満を抱いたりするのをまのあ
たりにすると、誤解もはなはだしいと思わざるをえません。運命というものがなか
ったら、私たちはどうなっていたことでしょうか。運命にたたかれて鍛えられるこ
とがなかったら、運命に苦悩する白熱状態がなかったら、私たちの生は形成されえ
たでしょうか。
ほんとうにどうすることもできない、どうしても変えることができない運命に逆ら
う人というのは、運命とはなにかがわかっていないのです。運命とはまさに、私た
ちの生の全体にそっくり属しています。
そして、運命によって定められたことはどんな小さなことでも、この全体から抜き
とられてしまうと、私たちの生の全部、私たちの生の形がこわれてしまうでしょう。
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私自身もそうですし、多くの人がそうであるように、人は一見不幸と思うような体
験をすることで落ち込み、それが私たちの心を強くし、真の幸せな人生を形作って
くれます。不幸の渦中にいるときは、そうは思いづらいのですが、この考え方を持
ち、前に進んでいきたいものです。
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■2 弱音を吐かない(4月25日のブログより)
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人は誰しも程度の差はあれ弱音を吐くことがあります。
そういう場面に出くわしたとき、ふと、「息子は弱音を吐かないな~」とすぐに息
子のことが頭に浮かびます。
息子の場合は、赤ちゃんのときから声が出せないので、物理的に弱音を吐けません
が。でも、実際に辛いことがあっても、人に当たったりすることもありません。
病気等で辛いことがあっても、ただ耐え忍んでいる感じです。
弱音を吐くときのパターンとしては、自分に起こる辛い出来事に対して一人で耐え
切れずに言葉や態度であふれ出てくるもの。私たちの心の原理なので、自然のこと
です。「弱音を吐くことがいけない」という思い込みがあったり、無理に我慢しす
ぎると、不自然なことなので、どこか精神的に不調をきたすこともあります。
ただ、少しずつでも、無理のない範囲でこらえたり、心の器づくりに取り組むと人
間的にも成長・成熟し、弱音を吐くことの程度も減っていきます。
そう考えると息子の場合は、赤ちゃんのときに気道が塞がり、その後、気管切開の
手術をし、泣き声すら出すこともできないし、自分の意思も伝えることも難しく、
たくさんの試練を耐えてきました。きっと魂レベルの高い息子には、無理のない範
囲で心の器づくりができてきたのかなぁ~って思います。
それともう一つ、耐えるという以上に自分に起こる出来事を受け容れること。
これがやっぱり息子を間近で見ていると、私が直接的に知っている人の中では、抜
群に素晴らしいです。起こる出来事も受け容れるし、同時に辛い感情も受け容れて
いるようです。このブログにはよく書きますが、人間性のモデルになるような本当
に素晴らしい息子です。
ブログ全文はこちらです。
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■3 あとがき
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息子の個展のご案内です。
【田中彰悟個展2nd ART THE SHOGO】
《期間》2022年6月1日(水)~6月30日(木)
《会場》香椎参道Nanの木(カフェのギャラリー展示スペースにて)
《住所》福岡県福岡市東区香椎1丁目3-31香椎参道 Tel:092-201-2201
《営業時間》10:00~18:00 ※6月1日のみ11時開店
《店休日》第1・第3木曜日(6月は2日・16日)
香椎参道Nanの木さんは、香椎宮近くのおしゃれな自然派カフェで、お食事もとっ
ても美味しいです。息子の作品を観ながらのランチもお勧めです!
お近くの方、是非お越しいただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
皆様に、すべての良きことが向かっています!