『人生に期待することをやめた人間は、どんな結果であろうと受け入れる覚悟がで
きている。結果は問題とならない。それよりも大切なものは、自分の責任を果たす
べく、全力を尽くすことだけだ。結果よりも行為そのものに意識を向けるようにな
る』(『フランクルに学ぶ 生きる意味を発見する30章』(斉藤啓一氏著)から)
こんにちは。アクシスエボリューション田中伸一です。
今月に入って庭のイチジクの収穫が始まりました。毎日収穫していて多いときは7
個とれるときもあり、毎日の楽しみの一つです。9年前に小さな苗木を植えて、翌
年には114個収穫。ピーク時は514個とれたこともあります。木が大きくなり
すぎて枝は毎年切り落としていますが、今年は何個収穫できるか楽しみです。
*****《 メニュー 》**********************
■1 本質的な自分に生まれ変わる前兆
■2 生活の中で大事にしているもの
■3 あとがき
***********************************
----------------------------------------------------------------------
■1 本質的な自分に生まれ変わる前兆
----------------------------------------------------------------------
第二次世界大戦中、ナチスの強制収容所に送還された体験を持つ、精神科医・心理
学者であるヴィクトール・E・フランクル博士。そのフランクル博士の人と教えを
紹介した入門書『フランクルに学ぶ 生きる意味を発見する30章』(斉藤啓一氏
著)からのご紹介です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
フランクルはいう。
人は絶望的な経験を通して、すべての非本質的なものが溶解すると。
すなわち、本当の自分ではない「虚構の自分」が溶けてしまうのだ。自我が消えて
しまうのである。人はそのとき、完全な「無」となる。そのためフランクルが、「彼
らは仕返しや復讐の気持ちを克服している」と述べたとしても、それほど意外では
ないだろう。
すべてを失った者、自分自身さえ失った者に、守るべき何があるだろう。それゆえ
復讐心もなければ、名声欲も、権力欲もない。あるのはただ、神以外には何も怖れ
ないという勇気、そしてまた、小さなパンの一切れが口にでき、ベッドで寝られ、
点呼に立たなくてもいいこと、死の危険がある中で過ごさなくてもいいこと、これ
だけの状況さえ与えられたなら、あとはどんな運命も感謝をもって受け止めるとい
う「謙虚さ」だったのである。
彼らは謙虚に従う。たとえ、それがどのような運命であるとしても。
それはもちろん、投げやりな諦めの態度ではない。究極の絶望の果てに、人生に対
するいかなる期待も放棄した心に生まれる、まったく新たな精神の境地なのだ。
「文字通り無になった人は、まさに生まれ変わったように感じる。しかし、以前の
自分に生まれ変わるのではなく、もっと本質的な自分に生まれ変わる」
絶望とは、もうすぐ新しい自分、新しい希望が生まれるという前兆に他ならない。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「絶望とは、もうすぐ新しい自分、新しい希望が生まれるという前兆」
本の続きに書かれていることでもあるのですが、人生は円環的で、始点と終点は究
極的には同じで、徹底した究極の絶望を経験した者は、徹底した究極の希望に到達
するようです。
いかなる運命にも意味があり、それを信じることができれば、人生を力強く生きて
いけるのかもしれません。
----------------------------------------------------------------------
■2 生活の中で大事にしているもの
----------------------------------------------------------------------
16年前に独立してから、私の生活習慣やライフスタイルも大きく変わりました。
独立を決めて始めたのが日記。
書き始めた理由は、独立に向けての心境を書き残したいと思ったから。
書きたいときに書こうと思い、毎日書くつもりはありませんでしたが、ほぼ毎日書
いていました。その後、仕事が忙しくなり、2か月ほど書いていない時期がありま
したが、やっぱり1日をきちんと振り返りたいと思い、再開。
以後、毎日書き続けて、2012年秋ごろからは、ほぼ毎朝夢を覚えているように
なり、朝起きてすぐに日記に夢を書き、その後、前日を振り返りながらの自分の内
面を書くのが習慣になりました。日記を書きながら思いつくこともあり、次の自分
の行動のヒントにもなっています。
その他にも、感謝のお祈りやワーク、瞑想や呼吸法、般若心経やマントラを唱えた
り、息子との心の対話など毎日1時間半ぐらい、ルーティンとして日々取り組んで
います。
体の方は、中学時代から筋トレは継続的にやっていましたが、40代後半からは、
ストレッチとインナーマッスルトレーニングに切り替えて、1日1時間程度、日に
よってはできない日もありますが、月に25日程度は行っています。
また、仕事やプライベートも含めた日次、月次、年次の計画や振り返り、記録も取
るなど、これらの日々のルーティンが私の生活の土台となって、今の自分があると
思っています。
お陰さまで、仕事もいいお客様に恵まれ、趣味と実益を兼ねた野菜づくり、息子と
の時間など、充実した日々を送っています。
以前は、目標を決めて、日々コツコツ取り組むことに重きを置いていましたが、今
もそれはあるのですが、毎日のルーティンを通して心と体を整えること。そうすれ
ば、あとは自分の中から湧き出てくる想いや感情にゆだねていけば、自分を導いて
くれるような確信が持てるようになってきました。
ある意味、自然体で自分の中から湧き出てくる流れに任せている感じです。
今後も変化はあると思いますが、そういう自分も観察していこうと思います。
----------------------------------------------------------------------
■3 あとがき
----------------------------------------------------------------------
毎年8月のお楽しみが、私の大好きな柴咲コウさんのバースデーライブ。
2016年に初のバースデーイベントが始まり、コロナで一時期中断しましたが
(オンライン配信に変更)、2022年からはビルボードライブ東京・大阪でのラ
イブになり、今年は横浜も加わり、3会場6公演が開催されました。
今年も全公演に参加し、歌やトーク、全員参加のクイズ大会など至福の時間を過ご
すことができました。
このバースデーライブも私のルーティンの一つで、自分の中から湧き出る想いや感
情にゆだねて、参加しています。
6公演中、1公演では、最前テーブル中央の神席。300席のビルボードライブの
会場なので、その席からは手を伸ばせば、コウちゃんに手が届きそうな距離で90
分のライブを楽しめました。
また6公演中、4公演がスペシャルシートで、終演後にコウちゃんから、お見送り
プレゼント手渡しがあり、「いつもありがとう」「いつもお手紙読んでます」「また
お手紙待ってます」「また来てね」と嬉しい言葉をもらい、めちゃめちゃ幸せでし
た。
また次のツアーや来年のバースデーライブも楽しみです!!
最後までお読みいただきありがとうございます。
皆様に、すべての良きことが向かっています!