『外側の状況をじかに変えることは、誰にもできません。自分の好みを他人に
押しつけることも、世界を自分の好みに合わせてつくり替えることも、私たちには
行えません。でも、内側の状況、すなわち自分の願いや感情、思いなどは、
いつでも自由に変えることができます』(ジェームス・アレン)
こんにちは。“魂のコーチング”アクシスエボリューション田中伸一です。
『龍馬伝』もついに次回が最終回。
龍馬さんの成し遂げたことは奇跡的ですが、その『志』や『生きざま』を見ている
と毎週感動で鳥肌が立ってきます。
『龍馬伝』のホームページを見ていると、福山雅治さんのインタビューの中に
「志とは何か?」という記事がありました。 (⇒続きは「あとがき」で)
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■1 もっと自由に、もっと勇気を持って
■2 私たちは相手のどこを承認しているでしょうか?
■3 あとがき
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■1 もっと自由に、もっと勇気を持って
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オーケストラ指揮者として活躍していた著者が、ある出来事をきっかけに価値観が
大きく変わります。
『新版-オーケストラ指揮法-すべての心をひとつにする~ために-』(高木善之様著)
からのご紹介です。
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音楽はもともと個人の感情の自由な表現です。どんな表現も解釈も可能なのです。
一人ひとりの音楽が異なっていて当然なのです。
「それは違う、それは間違っている、それはこうなんだ、こうしなさい」と
言うことはとてもおかしなことだということに気づきました。
どんな意見も、その人がそう感じているわけですから、いいも悪いもありません。
どんな意見も受けとめるしかないのです。
では一人ひとりが自由勝手に何をしてもいいのかといえば、そうではありません。
みんなが勝手気ままな演奏をすれば、聞くに堪えない音楽になるでしょう。
でも、人間の気持ちというものはとても不思議なものだと思います。
「こうしなさい」と言われれば逆らいたくなり、「自由に」と言われれば周りに
合わせるようになるのです。
指揮者が「指揮を見なさい、指揮のとおり演奏しなさい」と言えば、メンバーは
指揮を見なくなり、指揮に逆らって演奏したくなるものです。
こういう例は世の中にもたくさんあります。
学校の先生が「静かにしなさい」と大声を出せば出すほど子供たちは騒ぎます。
また、上司が「俺の言うとおりにしろ」と言えば言うほど部下は逆らいたくなり
「任せる」と言われれば部下は「どうすればいいでしょうか」と聞くものです。
人は自分を束縛するものには逆らい、自由であるときには柔軟になります。
指揮者が「自由に表現してみてください」と言えば、一人ひとりが少しずつ自分を
表現し始めます。その時、多少問題があっても、ブレーキをかけてはいけません。
「だめですね、任せればダメですね。やはり私の言うとおりにしなさい」などと
簡単に結論を下してはいけません。もしかしたら任せ方が足りないのかもしれません。
「もっと自由に、もっと勇気を持って」と言ってみてください。
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相手がどんな価値観を持っていても、その価値観を受け入れると人間関係は変わります。
問題は相手の価値観ではなく、自分自身の考え方です。
そこから新しい人間関係がつくれます。
「他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられる」です。
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■2 私たちは相手のどこを承認しているでしょうか?
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承認とは、相手を認めたり、ほめたり、感謝したりすること。
普段、私たちは相手のどういうところを承認しているでしょうか?
承認は、大きく3つに分けることができます。
1.「結果承認」
相手が創りだした結果を承認すること。
仕事上の成果やテストでいい結果を出した時は、私たちは結果を承認します。
「目標達成おめでとう」
「テストで100点、凄いね」など。
2.「事実承認」
相手の行動や行為を承認すること。
結果に関わらず、相手の成長や
結果にたどり着くまでのプロセスを承認することです。
「毎日、コツコツ頑張っている姿は感心するよ」
「その資料の作り方上手だね」など。
3.「存在承認」
相手の存在そのものを承認すること。
結果・事実に関わらず、人そのものを受け入れ、認めることです。
「君が一緒にいてくれるだけで安心できるよ」
「あなたがいると私も頑張ろうと思うよ」など。
挨拶したり、「元気そうだね」と声を掛けたりするのも存在承認です。
承認されれば、誰でも嬉しいのですが、
私たちにとって、どの承認が大切でしょうか?
承認で重要なのは、「相手にどれだけ興味を持っているのか」です。
また、言葉も大切ですが、その言葉に裏にある「承認する人の心」が何よりも大切です。
そして、人は自分の存在を認められた時に、自尊心も満たされます。
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■3 あとがき
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福山雅治さんインタービューより
「『志とは何か?』というと、何かをやりたい、これが欲しい、あれが食べたいという個人の
夢ではなく、他者のために苦労や労力をいとわないこと。それが、“志”であると聞きました」
日本のため、未来のために『志』を持って生きぬいた龍馬さんの言葉のようにも感じられます。
私もその『志』を胸に、生きていきます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
皆様に、すべての良きことが向かっています!