心の成長と幸せのコーチング 田中伸一 アクシスエボリューション Axis evolution

配信日: 2010/11/25

vol.25 もっと自由に、もっと勇気を持って (2010.11)

『外側の状況をじかに変えることは、誰にもできません。自分の好みを他人に

押しつけることも、世界を自分の好みに合わせてつくり替えることも、私たちには

行えません。でも、内側の状況、すなわち自分の願いや感情、思いなどは、

いつでも自由に変えることができます』(ジェームス・アレン)

 

 

こんにちは。“魂のコーチング”アクシスエボリューション田中伸一です。

 

 

『龍馬伝』もついに次回が最終回。

龍馬さんの成し遂げたことは奇跡的ですが、その『志』や『生きざま』を見ている

と毎週感動で鳥肌が立ってきます。

 

『龍馬伝』のホームページを見ていると、福山雅治さんのインタビューの中に

「志とは何か?」という記事がありました。 (⇒続きは「あとがき」で)

 

 

*****《 メニュー 》**********************

 

■1 もっと自由に、もっと勇気を持って

■2 私たちは相手のどこを承認しているでしょうか?

■3 あとがき

 

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■1 もっと自由に、もっと勇気を持って

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オーケストラ指揮者として活躍していた著者が、ある出来事をきっかけに価値観が

大きく変わります。

『新版-オーケストラ指揮法-すべての心をひとつにする~ために-』(高木善之様著)

からのご紹介です。

 

 

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音楽はもともと個人の感情の自由な表現です。どんな表現も解釈も可能なのです。

一人ひとりの音楽が異なっていて当然なのです。

 

「それは違う、それは間違っている、それはこうなんだ、こうしなさい」と

言うことはとてもおかしなことだということに気づきました。

 

どんな意見も、その人がそう感じているわけですから、いいも悪いもありません。

どんな意見も受けとめるしかないのです。

 

 

では一人ひとりが自由勝手に何をしてもいいのかといえば、そうではありません。

みんなが勝手気ままな演奏をすれば、聞くに堪えない音楽になるでしょう。

 

でも、人間の気持ちというものはとても不思議なものだと思います。

 

「こうしなさい」と言われれば逆らいたくなり、「自由に」と言われれば周りに

合わせるようになるのです。

 

指揮者が「指揮を見なさい、指揮のとおり演奏しなさい」と言えば、メンバーは

指揮を見なくなり、指揮に逆らって演奏したくなるものです。

 

 

こういう例は世の中にもたくさんあります。

 

 

学校の先生が「静かにしなさい」と大声を出せば出すほど子供たちは騒ぎます。

また、上司が「俺の言うとおりにしろ」と言えば言うほど部下は逆らいたくなり

「任せる」と言われれば部下は「どうすればいいでしょうか」と聞くものです。

 

 

人は自分を束縛するものには逆らい、自由であるときには柔軟になります。

 

 

指揮者が「自由に表現してみてください」と言えば、一人ひとりが少しずつ自分を

表現し始めます。その時、多少問題があっても、ブレーキをかけてはいけません。

 

「だめですね、任せればダメですね。やはり私の言うとおりにしなさい」などと

簡単に結論を下してはいけません。もしかしたら任せ方が足りないのかもしれません。

「もっと自由に、もっと勇気を持って」と言ってみてください。

 

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相手がどんな価値観を持っていても、その価値観を受け入れると人間関係は変わります。

問題は相手の価値観ではなく、自分自身の考え方です。

そこから新しい人間関係がつくれます。

 

「他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられる」です。

 

 

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■2 私たちは相手のどこを承認しているでしょうか?

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承認とは、相手を認めたり、ほめたり、感謝したりすること。

 

普段、私たちは相手のどういうところを承認しているでしょうか?

 

承認は、大きく3つに分けることができます。

 

 

1.「結果承認」

 

相手が創りだした結果を承認すること。

仕事上の成果やテストでいい結果を出した時は、私たちは結果を承認します。

 

「目標達成おめでとう」

「テストで100点、凄いね」など。

 

 

2.「事実承認」

 

相手の行動や行為を承認すること。

結果に関わらず、相手の成長や

結果にたどり着くまでのプロセスを承認することです。

 

「毎日、コツコツ頑張っている姿は感心するよ」

「その資料の作り方上手だね」など。

 

 

3.「存在承認」

 

相手の存在そのものを承認すること。

結果・事実に関わらず、人そのものを受け入れ、認めることです。

 

「君が一緒にいてくれるだけで安心できるよ」

「あなたがいると私も頑張ろうと思うよ」など。

 

挨拶したり、「元気そうだね」と声を掛けたりするのも存在承認です。

 

 

承認されれば、誰でも嬉しいのですが、

私たちにとって、どの承認が大切でしょうか?

 

承認で重要なのは、「相手にどれだけ興味を持っているのか」です。


また、言葉も大切ですが、その言葉に裏にある「承認する人の心」が何よりも大切です。


そして、人は自分の存在を認められた時に、自尊心も満たされます。

 

 

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■3 あとがき

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福山雅治さんインタービューより

「『志とは何か?』というと、何かをやりたい、これが欲しい、あれが食べたいという個人の

夢ではなく、他者のために苦労や労力をいとわないこと。それが、“志”であると聞きました」

 

日本のため、未来のために『志』を持って生きぬいた龍馬さんの言葉のようにも感じられます。

 

私もその『志』を胸に、生きていきます。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

皆様に、すべての良きことが向かっています!

 

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