『人は、努力する自分に誇りを抱くことによって、人生を切り拓く精神力を
得ることができる』(飯田史彦様)
こんにちは。“魂のコーチング”アクシスエボリューション田中伸一です。
年が明け、もう1か月が終わろうとしています。早いですね。
寒さは厳しいですが、少しずつ日が長くなり、季節の変化を感じています。
アクシスエボリューション通信、今年もどうぞよろしくお願いします。
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■1 行動の動機は二つしかない
■2 「ほめる」について、どう思いますか?
■3 あとがき
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■1 行動の動機は二つしかない
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私がセミナーでも紹介している一番大好きな本が、野口嘉則様の
『3つの真実 ~人生を変える“愛と幸せと豊かさの秘密~』です。
2008年5月に出版された本ですが、先週文庫化されました。
この本は、“ミスター目標達成”と言われる主人公にピンチが訪れ、
その出来事がきっかけである老人と出会い、対話形式で物語が進んで行きます。
その中の会話に次のような一節があります。
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「人間の行動の動機は、突き詰めていくと愛か怖れのどちらかしかないのじゃ。
このことを知ると、自分の行動の背後にあるものを理解できるようになる」
「行動の動機が、愛か怖れの二つしかない?
…たとえば怒りというのはどうですか?
僕は、やる気が落ちている社員を見ると腹が立ってきます。
『やればできる』って僕が励ましているにも関わらず、行動量を増やさないんです。
そんなとき、怒りをぶつけるような叱り方をしてしまいます。
特にその社員のためを思って叱っているわけではなく、
ただ、腹が立って叱っているんです。
この場合、僕の行動の動機は、愛でもなく怖れでもなく、怒りですよね」
「君が公園のそばを歩いていたら、五歳くらいの男の子がきたとする。
嬉しそうにおもちゃの刀を振り回し、君に切りかかってきた。
怒りが湧いてくるかね」
「まさか。そんなことで怒ったりしませんよ」
「君は、その小さな子どもを怖いと思わんじゃろう。
だから怒りが湧いてこないのじゃ。
やる気が落ちている社員に関してはどうじゃ。
『彼の状態が、会社に悪影響をもたらすのではないか』という怖れはないかね?
あるいは、自分がいくら励ましても彼の行動量が増えないわけじゃから、
『自分が無視されているのではないか?』、
あるいは『経営者として尊敬されていないのではないか?』、
そんな怖れもないかね」
「あ、あります。全部」
「君の中の怖れが、彼を敵として捉え、怒りという感情を生み出すのじゃ。
怒りの背後には怖れがあるのじゃ」
「…では、こういうのはどうなんでしょう?
僕は旅行が好きなんです。
しばらく行ってませんけどね。
学生時代はよく一人旅もしました。
一人旅ってけっこうワクワクするんですよね。
自分がワクワクするから旅行するっていうことの動機は、
愛でも怖れでもないんじゃないですか?」
「自分が感じていることを大切にしようとするのは、自分に対する愛じゃ」
「あっそうか、自分への愛というのもあるんですね」
「自分を愛することも本質は同じじゃ」
老人は続けた。
「さて話を戻そう。当時のわしは、愛ではなく怖れにもとづいて行動していた。
『人から認められたい』という衝動も、怖れからきていたのじゃ。
自分では気づいていなかったがね。
その恐れとは、人から見限られることへの怖れ、相手にされなくなることへの怖れ。
つまり、つながりを失ってしまうことへの怖れじゃ。
これは同時に、自分の存在価値に自信を持てなくなることへの怖れでもなる」
これらの怖れは、明らかに僕の中にもある。
そのことに気づいた。
僕が混乱しているのは、この怖れのせいに違いない。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
怖れに支配されないためには、まず自分の怖れを認めること。
自分の本質的な感情を知ることから始まります。
会話はこの後も続き、主人公はこの先、老人から人生を変える3つの真実を教えて
もらいます。
私の一番のお薦め本、野口嘉則様の『3つの真実』、是非お読みください。
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■2 「ほめる」について、どう思いますか?
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「ほめる」について、どう思いますか?
相手のことを認めて、その良さを伝えるって素晴らしいことだと思います。
また、一般的に、ほめられると嬉しいものです。
でも、それが上手くいかない場合もあります。
なぜでしょうか?
JR西日本が福知山線事故の反省からヒューマンファクター(人的要因)に関する
研究や取り組みを行い、その中で全社的に「ほめる」ことに取り組んでいたようで
す。
しかし、それまで上司も部下もほとんど「ほめる」という経験がなかったことから、
うまくいきませんでした。
その後、ある大学と「効果的な褒め方」を共同研究した結果、次のことがわかりま
した。
・上司が褒めているつもりでも部下は褒められたと思っていない。
・部下が褒められたいと思っていることが褒められていない。
・上司と部下の関係が良いと、褒めるとモチベーションが上がり褒めないと下がる。
・上司と部下の関係が悪いと、褒めるとモチベーションが下がる。
人間関係が良いと「ほめる」効果はあるが、悪いと「ほめる」と逆効果ということ
です。
その理由は何でしょうか?
続きはこちらです。
⇒ http://www.axisevolution.com/axisblog/archives/254
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■3 あとがき
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昨年秋ぐらいから、食事の量を少し減らしました。
ご飯は一膳で、おかわりなしです。
きっかけは、友人がダイエットのために「おかわりしない」と宣言し、それに取り
組む姿に影響を受けて。
私はダイエットという訳ではありませんが、当時はついつい食べ過ぎ、満腹感に満
たされる時間が多いなと感じていて、健康と自分を律するために、ご飯一膳を心掛
けました。
今は間食することもなくなり、食事の前はいつも空腹で、ご飯が一層おいしく感じ
ます。
そして、今度は断食にチャレンジしようと思います。
断食と言っても1日間だけのプチ断食。
満月の日が効果的らしいので、次の満月2月18日に挑戦します。
最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さまに、すべての良きことが雪崩のように起きます!