『自分がこうありたいと思う人生を考え、そこへ向かって進みなさい。すべての考
え、言葉、行動がその人生にふさわしいかどうかをチェックし、ふさわしくないも
のから離れなさい』(ニール・ドナルド・ウォルシュ)
こんにちは。“魂のコーチング”アクシスエボリューション田中伸一です。
東日本大震災・福島原発事故により、私も原子力発電やエネルギー問題・地球環境
問題を真剣に考えるようになり始めました。
これまでの自分を反省すると同時に、未来につながる社会のお役に立てるような人
を目ざしていきます。
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■1 「あんたの道具にはみんな魂があるんだよ」
■2 嫌がっている子どもを見て、あなたは何を思いますか?
■3 あとがき
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■1 「あんたの道具にはみんな魂があるんだよ」
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「奇跡のりんご」で有名な無農薬・無肥料でのりんご栽培を実現した木村秋則さん
のご著書『すべては宇宙の采配』(東邦出版)からのご紹介です。
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たまたま車の修理に行って、出会った修理工の話です。
とにかく仕事が乱雑なのです。一応修理して動くようにはできているのですが、
彼が直すと必ずといっていいほど、また壊れてしまいます。
わざとやっているわけではありませんし、人柄はけっして悪くありません。
仕事仲間には慕われているくらいでしたが、あまりにも信じられないようなミスを
するので、ちょっと問題になっていました。
見兼ねたわたしは、なにかアドバイスできることはないかと仕事ぶりをチェックし
ていると、気づいたことがありました。
だいたいそういうミスを犯す人というのは、仕事のパートナーである道具に愛着が
ないものですが、やはりそうでした。とても乱暴に扱っていて、だから整備しおわ
った車につけたままにしてしまうのです。
彼が使っている道具は、勤めている会社が買ってくれます。プロが使う工具は、見
た目は同じようでも、100円ショップや街の小売店が売っているものとは全然違い
ます。
スパナひとつとっても、材質が全然違い、値段もまったく違います。
そんな高い道具なのに、「べつになくしたところまでまた工場が買ってくれるから
問題ない」と思っているのです。
思っている自覚はないかもしれませんが、無自覚でそう思っているのです。
わたしはいいました。
「あんたの道具にはみんな魂があるんだよ。心あるんだよ。そのスパナにだって心
があるんだ。口いわない工具だと思って使ってるから、あんたの仕事には魂がこも
らないんだ」
実際、彼がスパナで締めても、なぜか緩むことが多いのです。どんな力で締めあげ
ても、なぜか緩むのです。
これは力の問題や技術の問題ではないと思います。そこでこう提案してみました。
「スパナじゃなくて、自分の手で締めている気持ちになってやったらいいんじゃな
いの?」
実際はスパナで締めていても、それを単なる道具とは思わず、自分の手を使って締
めている感覚を持ってもらえば、きっと魂がこもると考えたのです。
最初はポカンと聞いていましたが、いっていることの本質がだんだんとわかってき
たようで、「うんうん」と素直に聞いてくれました。
仕事がいい加減なばかりに、もし走行中にタイヤが脱輪したら大事故につながります。
「あんたのやった修理を信頼してみんな走っているんだよ。命を預かってると思っ
て、やってくれなくちゃ」
整備工の仕事の本質は、車の修理といった断片ではありません。
そういう意識の高さと、責任感を持ってほしかったのです。
気持ちが伝わったのか、仕事ぶりが見違えるように変わりました。
変化はまず工具の置き忘れがなくなったことに現れました。道具をとても大切に、
丁寧に扱うようになったのです。
やった仕事を必ず点検するようにもなりました。「見直し」というのは、忙しさや
慣れで飛ばしてしまうことが多いのですが、彼は必ず見直して、自分の欠点を補う
ようになったのです。
聞けば、もともとは腕のいい整備士だったそうです。しかし、人間はどこかひとつ
心に穴があくと、道を外してしまうことがあるものです。一度外れると、どんどん
悪化してしまいます。そういう状態だったのでしょうが、道具を大切にする心を取
り戻してからは、すっかり腕のいい整備士に戻りました。
人間がすごいのは、「思い」や「気持ち」の持ちようで、いくらでも物事を変化さ
せられることです。心の眼が開くのです。その力は、だれにでも、いつでも発揮で
きます。
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私も、最近モノを大切にするように心掛けていると、以前調子がよくなかったパソ
コンのDVDドライブが基のいい状態に戻りました。
すべては私たちの「思い」がつくり出します。
また、この本には、木村秋則さんの興味深い不思議な体験も書かれています。
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■2 嫌がっている子どもを見て、あなたは何を思いますか?
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私の楽しみのひとつが、子ども(長男)と一緒にお風呂に入ること。
少し前の話です。
お風呂から上がって、子どもの頭をバスタオルで拭いていました。
すると、子どもが急に抵抗し始めました。
頭を拭いているバスタオルや私の手を、はねのけようとします。
(呼吸機能障害があり、声が出せないので態度で表します)
昔の私だったら、
「嫌がらずに、ちょっと我慢しなさい」
っていう感じで、抵抗する子どもの頭を拭いていました。
でも、ここ2、3年、私が心に留めている言葉があります。
「相手は自分の心の写し鏡」
自分の心の中は見えないけど、
接する相手を見ることによって、
自分の心の内側が見えますよ。
っていう意味です。
いわゆる『鏡の法則』です。
その言葉を胸にして、
抵抗する子どもの姿を見ると自分の内面が見えてきました。
続きはこちらです。
⇒ http://www.axisevolution.com/axisblog/archives/257
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■3 あとがき
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最近、塩谷式正心調息呼吸法や自然音楽などを自分の生活に取り入れ始めました。
そのせいか、以前の自分自身と比べると、心が落ち着いているように感じます。
また、読書の傾向も精神世界や地球環境に関する本にシフトしています。
最近、読んだ本の中で、お薦めなのが、次の3冊です。
『生き方は星空が教えてくれる』木内鶴彦様著(サンマーク出版)
『1%あなたはその中にいますか。』財津昌樹様著(BeeBooKs)
『新装・転生と地球 選択可能な未来』高木義之様著(PHP研究所)
どれも地球環境と私たちの人としての生き方を考えさせてくれます。
是非、ご一読ください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
皆様に、すべての良きことが向かっています!