心の成長と幸せのコーチング 田中伸一 アクシスエボリューション Axis evolution

配信日: 2013/07/31

vol.57 執着しなくなると (2013.07)

『見る人の心ごころにまかせおきて高嶺に澄める秋の夜の月』(新渡戸稲造師)

 


こんにちは。“魂のコーチング”アクシスエボリューション田中伸一です。

 

最近は朝4時起きが定着してきました。起きてから、感謝・感情ワーク、瞑想、祈
り、呼吸法の時間を1時間。5時から農園で畑仕事や、犬の散歩。日の出前の空を
見上げると、その瞬間にしか見れない美しさを感じます。
その後、仕事を開始。気持ちのいい1日のスタートが切れています。

 

 

*****《 メニュー 》**********************


■1 執着しなくなると・・・
■2 子どもは自分でものごとを覚えられる
■3 あとがき

 

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■1 執着しなくなると・・・
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『ブッダの瞑想法―ヴィパッサナー瞑想の理論と実践』(地橋秀雄さん著)からの
紹介です。

 

 

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「こうでなければならない」「かくあるべし」と目標やノルマを設定し、達成でき
た否かで勝ち負けや優劣の評価をつけるのが世間です。


しかし、いつでも常に勝ち組をキープし続けることなど夢のまた夢、ありえないの
です。あらゆるものが無常の法則に貫かれているのですから、チャンピオンをどれ
ほど長く維持しても、いつか必ず敗退が余儀なくされる日が来ます。


最強の雄ライオンが自分の群れに君臨できる期間はわずか三年。


やがて若い雄ライオンに乗っ取られて敗者となり、負傷した雄が独りサバンナで生
き残れる見込みは皆無です。敗北した者はコンプレックスの塊になって苦しみ、勝
者もやがてその地位を失墜する苦しみから逃れられません。

 

目標達成型や目的遂行型の人生観で優勝劣敗の世界を競い合って生きているかぎ
り、人生は苦しいものになっていくでしょう。

 

ものごとに対して受容的になることが、苦のない人生を生きるための重要なポイン
トです。


現象の世界を思いどおりにコントロールしようとするのではなく、心を変えるので
す。心を変えれば、現象の世界はどのようにでも変化します。


優劣や美醜を競い合う二元対立の価値観ではなく、あらゆる現象を等価に観る視座
に立つことが、苦楽を同時に乗り越える源なのです。


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心や価値観が変わると、自分に起こっている出来事すべての意味合いが変わり、
人生そのものが大きく変化していきます。


本の中では、そのための方法として、ヴィパッサナー瞑想(自分を観察し、客観視
していく瞑想法)が紹介されています。


私自身も5年前に起業してから、自分の内面と対話する時間取り始めて、心や生き
方に変化が起こり、以前に比べると心が穏やかになり、人生を楽しめるようになっ
てきました。

 

 

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■2 子どもは自分でものごとを覚えられる
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息子が東障がい者フレンドホームの書道教室に通い始めて3年。


文字は書けませんが、いつも自分らしく筆を振り回しています。(*^_^*)


(書道教室の様子 http://axisevolution.yoka-yoka.jp/c25690.html


ここ1年は、あまりに筆を振り回し、まわりに墨が飛び散るので、別室で新聞紙を
部屋中に敷き詰めて書道の時間を楽しんでいるところです。^_^;


その書道教室でいつも思うのが、書道の先生の指導法と言うか、先生の人格・人間
性の素晴らしさです。


息子の様子を見守りながらも、息子が書いたものがどんなものであれ、いつもその
良さを認めていただき、また、どうしたら息子がより伸びていけるかを考えてくだ
さいます。


「彰悟君、素晴らしいね!」
「彰悟君は、芸術家だね~」
「もっと大きい紙の方が伸び伸び書けるね!」
「筆もいいけど、今度は刷毛で書いてみようか!」

 

現在の「コーチング」を確立した人物であるW.ティモシー・ガルウェイ氏が著書
『新インナーゲーム』で、次のように言っています。


 

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親が子供に何かを教え込むとき、
自分たちが苦労して覚えたやり方が絶対に正しいのだと
決めつけてかかると、思いの外に手こずる。


しかし子供を信頼し、愛している親は、
子供なりのやり方を認め、
たとえそれが途中経過では間違っていていたとしても、
『子供は自分でものごとを覚えられるのだ』
という信念のもとに、黙って見守る。


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育てることができる人に共通している考え方ですね。

 


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■3 あとがき
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冒頭の新渡戸稲造師の和歌『見る人の心ごころにまかせおきて高嶺に澄める秋の夜
の月』は、ある方が私に生き方の指針として贈ってくれたものです。


意味は、「高い山に見える秋の夜の月は、見る人によって嬉しかったり、悲しかっ
たり、様々な印象があります。月は誰がどのように感じるかは、見る人に任せてお
こう。しかし、月は誰がどのように感じようとも、山の上できれいに光っている」
というものです。


言い換えると、「他人がどのように言おうとも、自分は自分の志に沿って生きてい
く」とも言えます。


また、新渡戸稲造師は次のような言葉も残しています。


『そもそも真の成功とは、自分自身の心をしっかりと確立することにある。
自分の内面をかえりみて恥ずかしくない、と思うならばそれが成功である』


どちらも心に響く言葉です。


しっかりと心に置き留めて生きていこうと思います。

 


最後までお読みいただきありがとうございます。


皆様に、すべての良きことが向かっています!

 

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