『あなたの運命に織り込まれた模様は、たとえどんなものでも、受け入れなさい。
それ以上にあなたの必要に、ぴったり適合したものはないからです』
(マルクス・アウレリウス)
こんにちは。“魂のコーチング”アクシスエボリューション田中伸一です。
朝晩は大分涼しくなり、秋を感じます。野菜作りも、秋冬野菜の準備でここ半月は
毎朝農園に通っています。土を耕し、ダイコン・カブ・小松菜・ホーレン草・春菊・
カツオ菜等の種蒔きや、キャベツ・白菜・ブロッコリー・サラダ菜等の苗を植えた
り、水やり、声掛け、追肥など。これからの間引きや収穫も楽しみです。(*^_^*)
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■1 あるがままを受け入れると
■2 息子の運動会
■3 あとがき
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■1 あるがままを受け入れると
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『ニュー・アース-意識が変わる 世界が変わる-』(エックハルト・トール氏著)
からの紹介です。
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1970年代後半、私は毎日のように一人、二人の友人と、当時学んでいたケンブリ
ッジ大学大学院のカフェテリアで昼食をとっていた。そのとき近くのテーブルに車
椅子の男性がいるのを見かけることがあった。男性はいつも三、四人の人たちと一
緒だった。
あるとき同じテーブルで向い合せになったことがあり、ついその男性をしげしげと
見て、ひどく驚いた。彼はほぼ全身が麻痺しているらしかった。身体には力が入ら
ず、首もがっくりと前に垂れている。
付き添いの人たちの一人が食べ物を口に運んでやるのだが、その大半は別の付き添
いが男性のあごの下に差し出す小さな皿にこぼれ落ちる。ときおり車椅子の男性が
うめき声のようなものを発すると、誰かがその口元に耳を近づけ、なんと彼の言わ
んとしていることを他の人に伝えるのである。
そのあと私は友人に、車椅子の男性が何者か知っているかと尋ねた。
「もちろんさ」と彼は答えた。「数学の教授でね、付き添っているのは教え子の院
生だよ。身体じゅうで麻痺が進行する運動神経の病気にかかっているんだ。医者は
五年もてばいいほうだと言ったらしい。あれ以上のつらい運命はないだろうな」。
数週間後、カフェテリアから出ようとして、その男性が入ってくるのと出会った。
電動車椅子を通すためにドアを押さえている私と彼の目が合った。彼の目があまり
に澄んでいるのに、私はびっくりした。そこには不幸のかけらもなかった。私はす
ぐに、彼は抵抗を完全に放棄していると感じた。彼はありのままをすべて受け入れ
ている。
それから何年もたって、キオスクで新聞を買っているとき、その男性が大手の国際
ニュース雑誌の表紙になっているのを見てまたびっくりした。彼、スティーブン・
ホーキンスはまだ生きていたばかりでなく、世界で最も有名な理論物理学者になっ
ていたのである。
記事のなかには、何年も前に彼の目を見て私が感じたことを裏づける見事な一文が
あった。自分の人生について尋ねられて、彼は(音声合成装置の助けを借りて)こ
う答えたという。「これ以上、何を望めるだろう?」。
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以下も、著書の中のエックハルト・トール氏の解説文です。
私たちが地上に生を受けたのは、その限界を経験するためばかりではなく、意識の
なかで限界を乗り越えて成長するためでもある。
外的なレベルで乗り越えられる限界もあるが、そのまま抱えて生きることを学ぶし
かない限界も人生にはある。そのような限界は内的にしか乗り越えることはできな
い。誰でも遅かれ早かれそのような限界にぶつかるだろう。そういう限界にぶつか
ると、人はエゴイスティックな反応の罠に落ちるか(これは激しい不幸を意味する)、
あるがままを無条件で受け入れることで内的に乗り越えて優位に立つ。
それが私たちに与えられた課題なのだ。あるがままを意識のなかで受け入れると、
人生の垂直軸の次元、深さの次元が開かれる。
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■2 息子の運動会
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先日、特別支援学校に通う息子・彰悟の運動会がありました。
彰悟が出る種目は、リレーとダンス。
高等部全員同じ種目に出ます。(特別選手に選ばれたわけではありません。^_^;)
リレーは、第2走者。
バトンをもらったのは、6チーム中、最後。
彰悟はバトンをもらうといつも通りに、ゆっくり、堂々と一歩一歩歩いていきます。
みんなが走っていようが、リレーだろうが、何も関係なく、ただ、歩いていきます。
第3走者や、第4走者にも抜かれますが、まったく関係ありません。
彰悟は、彰悟らしくいつものように歩いていきます。
私は、何物にもとらわれず、彰悟らしく歩いている姿が、本当に大好きです。
私もどんな状況でも自分らしく生きる彰悟をメンターとして見習っていますが、
彰悟の境地に達するには、まだまだ時間がかかりそうです。(*^_^*)
リレーは、最終的には6チーム中、5位。
最終走者は、どのチームもゴールのテープを切り、みんな充実した顔をしています。
1位になったチームはうれしそうですが、何位になろうと子どもたちは、自分らし
く走り本当にいい表情をしています。
ダンスも、振り付け通りには踊れず(踊らず?)、先生に手を取ってもらい彰悟ら
しいダンスをしていました。
運動会は、競技で勝敗があったり、みんなが揃ったダンスを見せたりしますが、彰
悟や特別支援学校の子どもたちを見ていると、いつもそれを超えた世界を感じます。
人はそれぞれその人にしかない素晴らしい個性をもって生まれています。
それを感じた素敵な運動会の1日でした。
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■3 あとがき
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ここ数年、心のあり方や、呼吸法、瞑想等直接目に見えない部分での学びを深め習
慣化していくようにしていると、以前に比べてだんだん心も落ち着いてきました。
また、それが仕事や人間関係にもいい影響を与えているようです。
そんな中、先日、「氣」のセミナーに参加しました。
元気・勇気・活気・やる気・人気・天気・病気・景気等、その漢字からだけでも「氣」
の与える影響がわかります。
セミナーでは、「氣」礎知識の説明、参加者各自が自分の「氣」を知り、育て、活
用する方法を具体的に教えていただきました。
その「氣」を育て強くするには、いくつか方法があるのですが、精神面で重要なの
が「感謝の心」だそうです。
私もいろんなところで「感謝」の重要性を学んできましたが、「氣」にも「感謝」
なんですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
皆様に、すべての良きことが向かっています!