『事実の前に小さな子供のようにしゃがみこみ、今まで学んできたあらゆる概念を
すべて捨て去ってもいいという気持ちになることだ。どこであろうと、どんな深淵
だろうと、自然に導かれるままにあとをついていく。さもなければ、何も学ぶこと
はできないだろう』(トマス・ヘンリー・ハクスリー氏)
こんにちは。“魂のコーチング”アクシスエボリューション田中伸一です。
ここ最近、私の心がけていることの1つが自分の内面を感じ、分析すること。
この習慣を開始し、3か月過ぎたぐらいから、以前は自覚していなかった、自分の
感情をより深く広く感じることができるようなってきました。
生きる意味の一つは「感情を感じること」。より生きている実感が増していくよう
な気がしています。
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■1 「赦(ゆる)し」を体験する
■2 息子の18歳の誕生日・自分の内面を感じ、受容し、抱える
■3 あとがき
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■1 「赦(ゆる)し」を体験する
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私の大好きな本の一つ『神との対話3』(ニール・ドナルド・ウォルシュ氏著)か
らのご紹介です。
神と小さな魂の対話で始まります。
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「どんな神の一部になるか、好きなものを選んでいいよ」とわたしは小さな魂に言
った。
「あなたは絶対的な神性で、自らを経験する。神性のどんな部分を、自分として経
験したいかな?」
「自分で選んでいいんですか?」小さな魂はたずねた。わたしは答えた。「そう。
自分のなかで、自分として、自分を通して、神性のどんな部分を体験するか、選ん
でいいよ」
「わかりました」 と小さな魂は言った。「それじゃ、わたしは赦しを選びます。神
のなかで、完璧な赦しという部分を体験したいんです」
さて、想像がつくだろうが、これは少々やっかいな問題を生んだ。誰も赦すべき相
手がいなかったのだ。創造されたものはすべて完璧であり、愛だったから。
「赦す相手がいないんですか?」小さな魂はまさかという調子でたずねた。
「誰もいない」とわたしは繰り返した。「まわりを見まわしてごらん。あなたより
も完璧でない魂、すばらしくない魂が見えるかな?」
そこで、小さな魂はくるりと見まわして、自分が天のすべての魂にとりかこまれて
いるのに気づいて驚いた。魂たちは、王国のはるか彼方から集まってきていた。
小さな魂が、とてつもない神との対話をすると聞いてやって来たのだ。
「わたしよりも完璧でない魂はみつかりません!」小さな魂は叫んだ。
「それじゃ、誰を赦したらいいでしょうか?」
そのときひとつの魂が群衆のなかから進み出た。
「わたしを赦せばいい」と、その友好的な魂は答えた。
「だが、何を? これほど完璧な光であるあなたに、わたしが赦したいと思うよう
なことができますか?」小さな魂は知りたがった。
「だいじょうぶ」友好的な魂は微笑んだ。「きっと、何か考えつくから」
「しかし、どうしてそんなことをしてくれるんですか?」小さな魂は、これほど完
璧な存在が「悪い」ことをするために、わざわざ振動をスローダウンさせようとす
るのはなぜなのか、はかりかねた。
「簡単だよ」友好的な魂は説明した。「あなたを愛しているからするんだ。あなた
は赦しとして、自己を体験したい、そうなんだろう? それにあなただって、同じ
ことをしてくれたじゃないか」
「わたしが?」小さな魂はたずねた。
「そうだとも。覚えていないのかい? あなたもわたしも、みんなその一部だ。わ
たしたちはそのなかの上昇で下降、左で右だった。ここでありあそこ、いまであり
過去だった。大で小、善で悪だった。わたしたちはみな、その一部だったんだよ。
そんなふうにして、それぞれが神の最も偉大な部分を体験しようとみんなで決めて
いるんだ。わたしたちにはわかっているからね…。あなたでないものが存在しなけ
れば、あなたもまた存在しない。『寒』がなければ、『暖』もありえない。『悲しみ』
がなければ、『幸福』もない。『悪』と呼ばれるものがなければ、『善』と呼ばれる
体験もありえない。あなたがあることを選ぶためには、それと反対の何かあるいは
誰かが、宇宙のどこかに現れないといけない」
友好的な魂はそれから、そういうひとたちは神のとくべつの天使であり、そういう
状態は神の贈り物なのだ、と説明した。
「かわりに頼みたいことは、ただひとつだ」と友好的な魂は言った。
「何でもします! 何でも!」小さな魂は叫んだ。神の神聖な側面のすべてを経験
できるのだと知って、彼はわくわくしていた。やっと『計画』が理解できたのだ。
「わたしがあなたを襲い、暴力をふるうとき、想像しうるかぎり最悪のことをする
とき―その瞬間に―ほんとうのわたしを思い出してほしい」
「忘れませんとも!」小さな魂は約束した。「いまと同じように、完璧なあなたを
見ます。ほんとうのあなたを、いつも思い出します」
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この思いを胸に生きていけば、どんなことでも、どんな人でも「赦す」ことができ、
同時に感謝することができます。
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■2 息子の18歳の誕生日・自分の内面を感じ、受容し、抱える
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昨日は息子の18歳の誕生日。
誕生日はいつも自然食ブッフェのお店でお祝いの食事会です。
家族みんなでおいしくいただきました。
息子にはいつも感謝しかないのですが、改めてこの18年間、私を導いてくれた息
子に感謝です。
18年前に息子が生まれてしばらくは、呼吸機能障害や知的障害を抱えていること
で不安が多かったのですが、その息子のお陰で、家族の大切さを感じ、人として生
きる意味や、生きていく上で目に見えない部分の大切さを感じることができるよう
になってきました。
また、ここ数年、私自身が自分を高めるために取り組んでいることの一つに、「自
分の内面を感じ、受容し、抱える」というものがあります。
人は誰しも思い通りにならないこと、不安・焦り・がっかり・イライラなどのネガ
ティブな感情を感じることがあると思います。
それを自分の中で「今の自分はそういう気持ち・状態なんだな」と評価・判断せず
に受け入れること。
それを繰り返しいくうちに、段々と自分の心の幅が広がってきたような気がします。
(もし、抱えきれないときは、相手や他人にそのことを伝えたり、あるいはぶつけ
ることになりますが・・・)
そこで、私の息子ですが、0歳の時に呼吸機能障害で、声を出すことができなくな
りました。何度も手術を繰り返し、肉体的にも精神的にも厳しい状況を生きてきた
のですが、その大変さを人に伝えるわけでもなく、自分の内面を感じ、抱えて生き
てきたことを思うと、私にとってはもう尊敬以外なにもありません。
今、息子を見て感じるのは、自分の周りに起こる出来を、その大きな心ですべてそ
のまま受け入れているように思います。
私もそういう広い心を持てるように、これからも色々と取り組んでいこうと思って
います。
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■3 あとがき
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先月・今月と出張のついでに、伊勢神宮と出雲大社に行ってきました。
昨年遷都で話題になっていので、気になっていたんですが、ちょうどいい具合にそ
の近くでお仕事の依頼を受け、寄ってみることに。
どちらも初めて行くので、楽しみにしていましたが、大きく立派で、その敷地に入
ると空気感から全く違うような気がしました。
神代から私たちの平安を願い祀られているのは本当にありがたいことです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
皆様に、すべての良きことが向かっています!