『人生のほとんどすべての不幸は、自分に関する事柄について、誤った考え方をす
ることから生じる』(スタンダール)
こんにちは。“魂のコーチング”アクシスエボリューション田中伸一です。
さわやかな秋晴れの空が続き、季節もすっかり秋に。
農園も夏野菜から秋野菜の季節へ。カブ、大根、ホーレン草、小松菜、春菊、レタ
ス、サラダ菜、秋ジャガなどの芽も出始め、秋の味覚の収穫が楽しみです。(*^_^*)
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■1 変わったのは誰でしょう?
■2 「吠えなくていいよ」と「ありがとう」
■3 あとがき
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■1 変わったのは誰でしょう?
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『魂の人生学』(七田眞先生著)からのご紹介です。
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この世は自分の見方一つで変わります。眼鏡のかけ方一つで、この世はすっかり変
わってしまいます。
この世の中は同じなのに、自分の眼鏡のかけ方一つで、この世がすっかり変わって
しまうのです。
関根正明校長先生は、昭和五十八年、足立区の中学校の新任の校長として赴任しま
した。この学校は生徒数1300人を超えるマンモス校で問題校でした。開校七年
目でまだ新しい学校だというのに、まるでゴミの山でした。
関根校長は、率先して自分がこのゴミを毎日拾う姿を見せれば、周りも変わるだろ
うと、ゴミ拾いを始めました。
学校がきれいになれば、生徒の心もきれいになるだろうという思いがあったのです。
ところが、そうした努力にもかかわらず、事態は少しも進展しませんでした。
関根校長がゴミ拾いをしていると、つっぱりの生徒がやってきて、
「おう、校長、あそこにゴミが落ちているぞ」と言います。校長が思わず、「何を
言う。ゴミが目についたらお前も拾え」と言うと、「うるせえ、おれが捨てたんじ
ゃねえ」そんな繰り返しでした。
校長の気持ちは暗澹(あんたん)として、心もズタズタになり、もう校長も辞めた
い、そんな気持ちでした。
そんなある日、一人の保護司から興味深い話を聞きました。したたかな非行少年が、
一週間ほどある研究所に入ったら、まるで人が変わったように穏やかになったとい
うのです。
関根校長は、自分もこの研究所の研修を受けることにしました。
夏休みが終わり、新学期が始まりました。
関根校長がまた前のように、ゴミを拾い続けました。
「おう校長。ここにもゴミがあるぜ」とつっぱりの生徒が言うと、「ああ、ありが
とう」と関根校長は自然に答えました。「きたねえな。この学校は」。「そうだね」
その子どもは、一緒にゴミを拾い始めました。
校長のその一言がその子どもを変えてしまったのです。それまで「ありがとう」と
人に感謝されたことのない子どもが、関根校長に感謝されて、変わってしまったの
です。
やがて全校が変わってしまいました。
誰が変わったのでしょう。
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人の想いの影響は、とてつもなく大きいです。
このお話しの最後に、「ありがとう」の一言で変わったと書かれていますが、その
言葉が自然に出てくるようになった校長先生の想いが相手の心に変化を与えたん
だと思います。自分の周りに現れる出来事は、自分の心の投影です。
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■2 「吠えなくていいよ」と「ありがとう」
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うちの家では、ミニチュアダックスフント(名前はララ)を飼っています。
玄関ホールに小屋を置いていて、普段はそこが居場所です。
ペットとして飼っているのですが、犬なので番犬の役割も。
知らない人が来ると、いつも「ワン! ワン! ワン!」と吠えてくれます。
ただ、知らない人と言っても、ララから見ると知らない人ですが、お客様や家に用
事があってくる人なので、ずっと吠えられると困ることもあります。
先日、宅配便の業者さんが家に荷物の集荷に来た時のことです。
いつものように、ララが番犬として「ワン! ワン! ワン!」と吠えます。
その時、これまでの私だったら、「吠えなくていいよ」とララに言っていました。
でも、その時は、番犬として働いてくれているララにありがたさを感じて、吠えて
くれて「ララ、ありがとう」と自然に言葉がでました。そして、「もう、吠えなく
ても大丈夫だよ」と。
すると、いつもはしばらく吠え続けるのですが、その時は、すぐに吠え終わり、そ
の宅配便の業者さんになついていました。(笑)
これまでは、ララに吠えるのを止めさせようという思いが一番にあったのですが、
それよりも、「ありがたいな」という思いが一番にくると、逆に吠えるのを止める
んだなあと感じました。
相手を思い通りにしようとするのではなく、相手を信じることや感謝することは、
いつも研修講師等のお仕事でもお伝えさせていただいているのですが、自分のペッ
トには、そこまで想いが至っていなかったです。(まだまだです・・・。f^_^;)
そこに気づかせてくれたララに感謝です。
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■3 あとがき
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先週土曜日は、息子・彰悟の運動会でした。
高等部3年となり、12年間通っている特別支援学校最後の運動会です。
いつもの彰悟らしく、リレーでの走り(歩き)、ダンスも他の子とは違いますが、
自分らしく堂々としていて、見ているこちらも心温まる息子の姿でした。
みんなに合わせたり、競ったりすることも、大事なことですが、それ以上に自分ら
しく生きることの大切さを私に教えてくれた息子に改めて感謝です。
最後までお読みいただきありがとうございます。
皆様に、すべての良きことが向かっています!