『勇気を持って挑むことは、自分の立場を一時的に危うくすることになるが、そう
しなければ、自分自身を失うことになる』（セーレン・オービエ・キェルケゴール）

 

 

こんにちは。“魂のコーチング”アクシスエボリューション田中伸一です。

 

連日熱い日が続きますね。私の住んでいるところでは、もう２週間雨が降っていま
せん。市民農園の野菜たちもどんどん成長していますが、水やりをする時は、毎日
こまめにやるのではなく、１週間あけてバケツ一杯の水を一気に野菜の根本にやっ
ています（野菜の種類により間隔は異なりますが）。この方が野菜にとってもいい
ようです。

 

＊＊＊＊＊《　メニュー　》＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

 

■１　どうすれば、不健全なくせを健全なくせに変えられるか
■２　人間の真実の生き方への三段階
■３　あとがき

 

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■１　どうすれば、不健全なくせを健全なくせに変えられるか
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『人生を変える波動の法則』（ペニー・ピアース氏著）からのご紹介です。

 

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自分の不健全なくせと健全なくせを比べることによって、あなたは目標を設定する
ことができます。まず、うまくゆかないことを見つけ出し、なぜ自分がそれにしが
みついているのか理解します。すると自分も他人も許せるようになります。

 

次に、古いパターンと置き換えるためのもっと良い方法を見つけましょう。その次
に、不健全なくせに陥っている最中に、自分が行っていることに気づく練習をしま
す。そのとき、別の不健全なくせを使ってそこから逃げようとしてはいけません。

 

たとえば、自分の意見に反対した友人と仲違いしたときに、気を静めるためにビー
ルを飲みに行ってはいけません。深呼吸をして友人の状況を感じ取って、彼女を理
解しようとしてはどうでしょうか。

 

自分を批判したり罰したりしてもいけません。「ああ、まだ私はこんなことをやっ
ている」「また私はあの人のせいにしている」と言ってみましょう。自分がやって
いることに気づけばいいのです。ただ気づいて、それと共にしばらくいて下さい。

 

不健全なくせを途中で止めることを学ぶのです。心を柔軟にして、体が体験してい
ることをそのまま体験しましょう。

 

もし、不快に感じていたら、いつもより三十秒だけ長くその不快感を感じて下さい。
観察者になるのです。無意識の不健全なくせを意識化すれば、それを何とかできる
ようになるからです。

 

不健全な体験に気づき、それと「共にいる」だけで、あなたは自分自身に一瞬、間
（ま）を与えることができます。その間（ま）の間に、あなたは違う体験を選ぶチ
ャンスを手にします。

 

今、起こっていることをポジティブに感じる方法はあるだろうか？
この怒りと関係している子供時代の体験があるのではないか？

 

体の緊張をほぐすために、ヨガや太極拳を学ぶのもいいかもしれない等々。一度、
不健全なくせを取り除くことに成功したら、それを健全なものに意識的に置き換え
れば良いのです。

 

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ここでいう不健全なくせとは、アルコールや薬物、買い物、インターネット、特定
の人などへの依存症、被害者意識や無力感、人と自分を区別できない、文句を言う、
言い訳をする、不機嫌でネガティブなど。

 

まずは、自己客観視しそれに気づくこと。不安や不快な感情があれば、深呼吸し、
その感情のさらに深い部分を感じていきます。十分に感じきるのは簡単ではありま
せんが、それを受容できると、自ずと次のステップが見えてきます。

 

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■２　人間の真の生き方への三段階
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人間の生き方について色々な考え方がありますが、その中で私自身、興味深い考え
方の一つが、デンマークの思想家・哲学者であるセーレン・オービエ・キェルケゴ
ールの思想です。

 

キェルケゴールは、人間が真実の生き方に到達する道を三段階に分けて記していま
す。

 

「第一段階　美的実存」

欲望のままに快楽を追う段階。低次元の欲望や富や名誉を求めて、それを満たすこ
とに執着する。しかし、人間の無限の欲は満たされず、不満や不安にとらわれ、ま
た、一時的に満たされたとしても、やがて虚しさや倦怠感に襲われ絶望してしまう。

 

「第二段階　倫理的実存」

快楽では真の幸福は得られないと気づいた人は、欲望を抑え、愛情や道徳など良心
に目覚め主体的に生きていこうとする。しかし、人間が完全にそれを行うのは困難
であり、やがて自らの弱さを自覚し絶望してしまう。

 

「第三段階　宗教的実存」

倫理的実存の絶望から救われるには、人間を超越した絶対者の力によって幸せを与
えてもらうしかない。そうして神への信仰という段階へ至る。

 

人間は段階を経て成長するものであり、どの段階も必要であり、各段階を飛ばして
一足飛びに最終段階に行けるものではない（仮に一気に最終段階に行ったように感
じても、特別な人を除き、本来の意味とは違う中身がないものになる）と思います。

 

最終的には、人生に起きる出来事はすべて神の御業の現れであり、人間を超えた大
いなる存在に包まれ、心穏やかに人生を送ることができれば、幸せな人生といえる
ような気がします。

 

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■３　あとがき
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先月のメルマガで田坂広志さんのご著書『人生で起こること　すべて良きこと』を
紹介し、それ（ホームページのメルマガバックナンバー）をtwitterでも投稿して
いました。

 

すると、なんと、田坂広志さんご本人が私の投稿を見られてツイートしていただき
ました。

 

「田中さん　拙著の引用、有り難うございます。ただ、下記の『自分』は、『自信』
ですね。田坂拝」

 

そうなんです。私がメルマガのタイトルにしていた「なぜ、尊大に振る舞う人は、
自分が無いのか」の[自分が無いのか]は、[自信が無いのか]の間違いでした。

 

田坂広志さんには大変失礼し申し訳なく、また、この場を借りて、先月のメルマガ
を読んでいただいた皆様にもお詫びと訂正をいたします。申し訳ありませんでした。

 

ただ、著者の方が私の投稿を見つけて、それにメッセージいただけるのはうれしい
ですね。(*^_^*)

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

皆様に、すべての良きことが向かっています！