北島康介選手が2大会連続の2個の金メダルを獲得し、その後、引退報道があった。
2大会連続の2つの金メダルは、偉業中の偉業。想像を絶する努力があってのこと。
プレッシャーや重圧も相当なものだったと思う。
北島選手は引退とは言っていないが、「オリンピックは、これが最後だと思って臨んでいる。」というような言葉をつなぎ合わせて、引退報道となった。
引退報道について、北島康介選手を育ててきた平井伯昌コーチが次のように言う。
「続けるとしても、これまでと同じものを期待されたら、やっていけないと思う。負けたらたたかれるし、練習にこなかったら僕に怒られる。長期間休んでしまうと復調は難しい。100%を求められるのは、きついと思う。」
世界の頂点に立つのは厳しいが、それを維持し続けるのは更に厳しい。
そして、モチベーションを維持し続けることも難しい。
一度できていたら、できて「当たり前」、できなかったら、「何しているんだ」。
それを求める方は簡単だが、求められるの方の心情はそう簡単ではない。
私達の日常に簡単に当てはめることはできないが、結果も大事だが、そこに至る過程を見続け、相手の立場を考えた行動、言動を行うことの重要性を考えさせられる報道です。
2008/08/21日常・出来事・その他