「人間の真の価値は、人が追い求め、獲得しようとする物質的なものからどれだけ解放されているかによって測られる」(オグ・マンディーノ)
“魂のコーチング”アクシスエボリューション田中伸一です。
息子の書道教室の先生と話をすると、いつも「流石だな~」って思います。
福岡コアサイドアート美術展(福岡市障がい者・障がい児美術展)で、
書道教室の生徒の作品が飾られていました。
(12月の初旬に、福岡市美術館で展示されていました)
その感想を、先生に聞かれた時のことです。
私
「やっぱり金賞や入賞している作品は、いいですね~」
先生
「彰悟君の作品も素晴らしいのよ!」
私
「ありがとうございます。・・・」
先生
「障がい者といっても、障がいの程度は色々あって、
本当はそれを同列に審査できないのよ」
私
「はぁ」
先生
「審査員の方も、作品を書いた方が、どのくらいの障がいを持っているかは
わからないの。彰悟君の作品は、彰悟君にしか書けない本当に素晴らしい作品よ。
この空間のバランスは最高よ!」
こんなやり取りだったと思います。
先生の見方は、本質的に私と違いました。
見た目だけで作品を判断するのではなく、
その作品を書いた人“そのもの”まで“心の目”で見ています。
私も普段から、ものごとの表面だけではなく本質を見るように、
また、人に対しても、その人の本質的な良さを見るように
心掛けているつもりでした。
でも、先生との会話の中で、自分の至らなさに改めて気づきました。
息子はいつも書道教室をめちゃめちゃ楽しんでいて、
大爆笑しながら両方の手で縦横無尽に筆を振り回しています。
これも、先生が創った空間だからできるんだろうなって思います。
先生、ありがとうございます。
金賞の作品です。
息子の出展作品です。
2010/12/14物事の捉え方、心の持ち方