心の成長と幸せのコーチング 田中伸一 アクシスエボリューション Axis evolution

■ 田中伸一のインタビュー動画
アクシスエボリューション代表
田中伸一のルーツとメッセージ

2011/01/28人材育成の考え方や方法

「ほめる」について、どう思いますか?

「自信があるとき人はどんな責任でも甘んじて背負えるが、自信がないとき、小さな責任でも逃れようとする」(谷口雅春様)


“魂のコーチング”アクシスエボリューション田中伸一です。



「ほめる」について、どう思いますか?


相手のことを認めて、その良さを伝えるって素晴らしいことだと思います。
また、一般的に、ほめられると嬉しいものです。


でも、それが上手くいかない場合もあります。


なぜでしょうか?


JR西日本が福知山線事故の反省からヒューマンファクター(人的要因)に関する研究や取り組みを行い、その中で全社的に「ほめる」ことに取り組んでいたようです。


しかし、それまで上司も部下もほとんど「ほめる」という経験がなかったことから、
うまくいきませんでした。


その後、ある大学と「効果的な褒め方」を共同研究した結果、
次のことがわかりました。

・上司が褒めているつもりでも部下は褒められたと思っていない。
・部下が褒められたいと思っていることが褒められていない。
・上司と部下の関係が良いと、褒めるとモチベーションが上がり褒めないと下がる。
・上司と部下の関係が悪いと、褒めるとモチベーションが下がる。


人間関係が良い場合は「ほめる」効果はあるが、悪い場合「ほめる」と逆効果ということです。


その理由は、何でしょうか?


私は、ほめる人の「心のあり方」にあると思います。


純粋に相手の良さを伝えるという気持ちでほめると、それは相手にも伝わります。
逆に、相手をやる気にさせよう、相手を自分のペースに乗せようという操作的な気持ちでほめると、それもまた相手に伝わります。


人間関係が良い場合は純粋な気持ちでほめ、人間関係が悪い場合は
操作的な気持ちでほめている場合が多いのではないでしょか?


なので上記のような研究結果になったと思います。


「ほめる」の他にも「叱る」「怒る」などいろんな形の関わり方がありますが、
大切なのは、形よりも「心のあり方ハート」ですよね。 

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