私の楽しみのひとつが、子ども(長男)と一緒にお風呂に入ること。
少し前の話です。
お風呂から上がって、子どもの頭をバスタオルで拭いていました。
すると、子どもが急に抵抗し始めました。
頭を拭いているバスタオルや私の手を、はねのけようとします。
(呼吸機能障害があり、声が出せないので態度で表します)
昔の私だったら、
「嫌がらずに、ちょっと我慢しなさい」
っていう感じで、抵抗する子どもの頭を拭いていました。
でも、ここ2、3年、私が心に留めている言葉があります。
「相手は自分の心の写し鏡」
自分の心の中は見えないけど、
接する相手を見ることによって、
自分の心の内側が見えますよ。
っていう意味です。
いわゆる『鏡の法則』です。
その言葉を胸にして、
抵抗する子どもの姿を見ると自分の内面が見えてきました。
その時の私は、早く別のことをしようと思って、
ササッと粗雑に子どもの頭を拭いていました。
急いでいた。
焦っていた。
そんな感じです。
それが、子どもに対しての行動に表れていました。
それに気づいた私は、
「ごめんね」っていう感じで、
ゆっくりと優しく子どもの頭を拭き始めると・・・。
子どもは、うれしそうにニコッと私を見上げてくれました。
私の心が、「早く終わらそうという急ぎ、焦り」から
「ごめんね」に変わると子どもの態度もそのまま変わるんですね。
子どもを通じて、自分の日常の行動に気づかされます。
子どもは、私の「師」です。
2011/02/07息子・彰悟からの学び