こんにちは。
“魂のコーチング”アクシスエボリューション田中伸一です。
私が今の仕事を始めてから、色々と学んでいく中で、
自分の習慣や生き方として取り組んでいこうと思ったことがいくつもあります。
それを実践していく中で、息子の彰悟はすでにそれを実践していることに気づき、
私の手本となってくれています。
【思い通りならないことへの耐性】
生まれてすぐに、気管軟化症で気管切開を行い、声を発することができません。
人に自分の思いをきちんと伝えることは困難です。
思い通りにならないことも沢山あると思います。
彰悟にしてみれば「何で自分はこういう状態なんだろう」と考えることもあったと思います。
でも、それに不満をいうわけでもなく、抵抗するのでもなく、
ただ耐えて受け容れる姿には頭が下がります。
人は自分の思い通りならないことへ耐える力によって、
心の器が大きくなっていくと言われています。
【あるがままを受け容れる】
思い通りならないことへの耐性に連動しますが、
今の自分が置かれた状況を受け容れていく姿勢をいつも感じます。
変えられるものと変えられないものを区別し、
変えられないもの(他人、環境、自分自身の身体的なハンディ)には執着せず、
そのまま受け容れているように感じます。
【他人を変えようとしない】
あるがままを受け容れるに近い内容ですが、
他人に対して「ああしろ、こうしろ」というようなことがありません。
声が出せないという以前に、彰悟を見ているとそういう執着がないような気がします。
もちろん、自分が嫌なことをされると「イヤ」という意思表示はします。
程度の差はあると思いますが、自分の欲求を満たすために、
他人を変えたいと思うことは一般的にはよくあることだと思います。
それを手放すことができると幸せな生き方ができるようになります。
【自分の内面を深める】
声が出せないせいか、よく一人で考えている様子が感じられます。
空や宇宙の方向を見上げていることも多いです。
自分の考えや想いを人に伝えることも大事なことですが、
それを口外せず一人で抱え、心の中で熟成させるようにすると、
内面・精神性が深まっていくと言われています。
また、「黙養(もくよう)」という声を発せず黙する修行もあるそうです。
声を出さないのは相当の苦行であり、三年黙していられれば大変な人物だそうです。
【自分の感性を大事にする】
彰悟の書道教室や絵画教室に付き添って見ていると、
一応テーマや見本があるのですが、それに捉われずに斬新な発想や筆の動きで、
一般的な作品とはまったく違った面白い作品ができています。
基本を身につけることは大事だとは思いますが、それを超越して、
楽しみながら自分の感じたままを表現できることは素晴らしいと思います。
【今、この瞬間を生きる、楽しむ】
イベントや好きなことやっていたり、一人でいる時も何か楽しみを見つけて、
その瞬間をおもいっきり楽しんでいます。
余計なことを考えずに、その瞬間に生きている姿は見ているだけでも心地いいです。
あげていけばキリがなさそうですが、そういう息子を持ってありがたく思います。