昨日の日経新聞に中堅自動車部品メーカーのニフコの外国人社員定期採用の記事が掲載。
以下、記事の抜粋。
『日本とは異なる文化のもとで育った外国人社員が日本の企業社会に溶け込むのは簡単ではない。
入社8年目の外国人社員は「最初は外国人だからと先入観を持たれることもあった」と振り返る。
その後、周囲と根気強く対話を続け、仕事の成果を出すことで、偏見や誤解を乗り越えていったという。
人事担当も「異文化を持った外国人と日本人社員の衝突が繰り返されて相互の意識改革が進む」と話す。
「キャリア開発の過程を分かりやすく示せば、外国人社員も働きやすくなるはず」と説明する。
組織の透明性が高く外国人が「働きやすい」と感じる会社は、日本人にとっても働きやすいはずだ。
40年前の創業期から「中小規模の企業こそ柔軟な人事制度を」と外国人を採用してきたニフコの理念は、グローバル化が進む現代でも普遍性を持っている。』
先日、外国人を中心とした人材紹介会社の方と話す機会があった。
外国人社員が会社に求めているのは、その会社で自分自身がどのような基準で評価を受け、どのようにステップアップしていくかを明確にして欲しいということ。
それを受け、会社側も、人事評価基準や昇給、昇進・昇格基準を作成。
社員に公開すると採用された外国人がやる気になるのはもちろん、既存の日本人社員も明確な目標ができ、外国人社員以上にやる気になっているという。
社員のやる気は、企業が発展していく上での重要なポイント。
会社としての理念・ビジョンとともに、それをいかに社員一人ひとりに分かりやすく示し、伝えていくかです。
2008/09/23人事制度の作り方や運用方法