こんにちは。
“魂に寄りそうコーチング”アクシスエボリューション田中伸一です。
この秋に始まったドラマ『僕らは奇跡でできている』。
https://www.ktv.jp/bokura/index.html
現在3話が終わったところですが、心に響くシーンが沢山あり、
そのワンシーンを紹介させていただきます。
主人公は、高橋一生さん演じる一風変わった動物行動学を教える大学講師の相河一輝。
その主人公・一輝と、榮倉奈々さん演じる才色兼備の女性歯科医・水本育実の会話です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
一輝「先生はウサギっぽいですね」
育実「私? あの、こう見えてウサギじゃないんですよ、私。
意外と努力型、器用じゃないけどコツコツ頑張るタイプで、どっちかっていうとカメですね」
一輝「コツコツ頑張るのがカメなんですか?」
育実「ええ、そうですよね?」
一輝「物語の解釈は自由ですから」
育実「相河さんのカメはどういう解釈なんですか?」
一輝「カメは全然頑張っていません。競争にも勝ち負けにも全然興味がないんです。
カメはただ、道を前に進むこと自体が楽しいんです。
想像してみてください。地面を這いつくばって進むカメにしか見えない世界。
地面から数センチの世界、その素晴らしい世界を楽しむためだけにカメはただ前に進むんです。
カメの世界に、もはやウサギの存在はなく、寝ているウサギに声を掛けなかったのもそのためです」
育実「…。じゃあ、ウサギは? ウサギはどういう解釈ですか?
能力があるのに油断して負ける。違いますか?」
一輝「ウサギは、カメを見下すために走るんです」
育実「見下す…」
一輝「はい。自分が凄いって証明したいんです」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
以前の私は一輝の解釈のウサギで、
私の尊敬する息子の彰悟は、まさしく一輝の解釈のカメそのもののように感じます。
人の行動の動機は、究極的には2つのどちらかと言われています。
「愛」か「怖れ」。
このカメは純粋な喜び「愛」を動機に。
ウサギは、他者に勝ちたい、負けられないという「怖れ」を動機に。
「愛」を動機にして、人生を楽しみたいですね。