人事制度を導入してすぐの、ある会社での話。
評価基準もでき、初めての評価。
評価を行うのは、評価される本人とその上司2名。
本人評価は、会社が求めている基準に対して、自分自身の仕事振りを振り返ってもらう。
上司評価は、部下の仕事振りを評価するのはもちろん、今後、どのように指導していけばよいのかを同時に考えてもらう。
また、複数の上司に評価してもらうのは、通常、評価する人により評価結果に違いがでる。そこで、評価のすり合わせ会議を行い、会社での評価基準に対する価値観を統一するために行う。
その会社は若い社員も多く、勤務場所も各店舗に分かれ、管理も簡単ではない。
中には、タイムカードの打刻漏れが多い社員、遅刻ギリギリの社員がいる。
評価基準の規律の項目に照らし合わせると、できていない。
それが、会社の評価基準を渡し、自己評価をしてもらうことにより、なんとこれまでなかなか改善されなかった社員が、翌日からバッチリ。
この会社では、フィードバック面談も現在行っている最中だが、今後、どんな変化が会社の中で起こるか楽しみです。
2008/09/29人事制度の作り方や運用方法