こんにちは。
“魂に寄りそうコーチング”アクシスエボリューション田中伸一です。
私は常々「人生はプロセス100%」と思っています。
もちろん何かの結果を出すということも大切なことなので
100%は言い過ぎかもしれませんが、
それでも90%以上はプロセスの方が大事です。
私は数年前から本を出版したいと思っていました。
本の内容は、障がいのある息子・彰悟からたくさんのことを学び、
息子のお陰で私の人生が大きく変わったこと。
それは多くの人のお役に立てると思ったからです。
昨年秋からブックオリティ出版ゼミに通い始めました。
主催はサンマーク出版でベストセラーを連発し、
日本と米国で史上初のミリオンセラーを出した唯一の編集者でもある高橋朋宏さん。
小手先の「やり方」やうわべだけの「見せ方」ではなく、
著者として「あり方」が学べる本気の出版ゼミです。
私の出版企画は、個人的な体験がベースの「ノンフィクション読み物」。
有名人なら売れる分野の本ですが、
無名の私が出版するには、かなりハードルが高い分野の本です。
編集者が私の企画が売れると思ってもらえば出版に繋がりますが、
売れないと思えば出版できません。
もし出版できる道があるとそれば、
「売れないかもしれないが、それでも田中さんの本を出したい」
と編集者の心が動くこと。
それに向けて、想いを深め、言葉を磨き、
「出版企画書」と「はじめに(サンプル原稿)」を作り、
2月16日・17日の2日間で、
12名のベストセラー編集者を前にプレゼン。
「出版企画書」「はじめに」を提出期限直前の数分前まで推敲し続け、
プレゼンは原稿を考え、何度も練習・録音し聞きなおし、
原稿の修正をし続けました。
それでも、プレゼンはこれでいいのだろうか?
3分という短いプレゼンで何をどう伝えればいいのか?
当日朝になっても私自身満足できる原稿ができません。
出版ゼミ生36名が順番にプレゼンする中、
私の2人前の人がプレゼンしている時に、
ふと「これだ!」と言葉がひらめき、
それをプレゼンに盛り込もうとメモ書きしました。
あとは、プレゼンをしている自分を信じてその場に委ねようと。
プレゼン本番。
最初は考えていた言葉を話しますが、
次第にこの本への想いが溢れ、
準備していた言葉ではない言葉を話していました。
あっという間の3分間。
自分のすべてを出しきった。
やりきった。
本当なら、この後の結果発表で、
自分の名前を呼ばれるのを期待し待つことになりますが、
もう結果はどっちでもいい。
自分のすべてを出しきったのだから、もうそれで十分。
名前を呼ばれれば嬉しいが、呼ばれなくても、それでいい。
真剣に全力を出して取り組んできたプロセスが何よりの私の財産。
このプレゼンで名前を呼ばれなくてもこのプロセスがあれば次に繋がる。
もし、一生出版できなかったとしても、
本に書こうとしている生き方(プロセス)を貫けば、
私の人生は十分じゃないか、と思えました。
「人生はプロセス100%」なんだな~という想いが心の底から湧き出てきました。
全員がプレゼンを終えた後、各編集者がマイベスト5を発表。
みんな素晴らしい企画とプレゼンばかりで、
私の企画内容は「出版は難しい」と言われていたので、
自分の名前が呼ばれることはないと思っていました。
すると、なんと私の名前を呼ぶ編集者が2名も。
信じられなくて、ただただ驚きました。
それ以外でも、ベスト5には入りませんでしたが、
私の企画に興味を持っていただいた編集者が2名。
ありがたいことに全部で4名の編集者に興味を持っていただくことができました。
現時点では、興味を持っていただいただけなので、
即出版に繋がるわけではありませんが、
これから編集者さんと打ち合わせしながら、
出版に向けて取り組んでいこうと思います。
私が通っている『ブックオリティ出版ゼミ』、出版するためのゼミですが、
出版を通じて自分の人生を見つめ直す、それを言葉にしていく、
本気で人生が変わる素晴らしい学びの場です。
主催者でありゼミの塾長である高橋朋宏さんの発する言葉は、
どれも重く心にズシーンと響いてきます。
他のメンターも超一流の方で、出版を目ざしている方には、超お勧めのゼミです。